結局、みんながノマドに惹かれるのは「自由さ」と「生存能力」への憧れだと思います。
「自由さ」とは、現状に固執せずに、よりチャンスがあること より好奇心があるほうを選択することができること。
「生存能力」とは、ポータブルスキルを持っていること。 どこに行っても、その場でネットワークを構築して、 自分のホームにしてしまう環境適用能力が高いこと。
この二つが、現代社会で働いている多くのホワイトカラーにとって 欠乏しているキーワードなんだと思います。 だから、ノマドというイメージに共通して惹かれる人が多いのだと思います。
じゃあ、なんで「自由さ」と「生存能力」を欲しているのかというと。両方とも、この先行きが見えない乱世に求められる能力だからだと思います。
会社にいると、すでに手にしまっている環境を捨てない限り、「自由さ」は手に入りません。そして、その「すでに手にしまっている環境を捨てる」ためには「生存能力」が必要。現状に不安や、先行きに不透明さを感じていて、なんとかしなくちゃいけないと思うけど、 そこに踏み出すためには、まず現状の環境を捨てなくちゃいけないというジレンマ。
これがあるから、ノマドに憧れも嫉妬も生まれてくるのだと思います。
ノマドと言われる人を見てもいろいろな人がいます。 皆さんがイメージするような経済的に安定して、自由に暮らせるタイプは少数です。 (たぶんこの人たちはノマドというよりも自分たちをリタイア層と捉えていると思います)
多くのノマドはリスクを取ってでも、目の前の可能性を優先して、 今手に入れている環境を手放す決断をしている人です。なぜなら、ノマドの人たちにとっては、「価値観の優先順位が異なる」からです。
先ほど定義したリタイア層にとっては経済的な安定の優先順位が高いままです。そして、その安定が満たされたからリタイアしているのです。そのため、価値観の優先順位は変わっていません。経済的に安定しているから、自由になれた人たちです。
一方で、「ノマド」は経済的に安定していなくても、自由になっている人たちです。 現在手にしている安定よりも、知的好奇心を満たすために時間を使いたい。生活基準を落としてでも、大切にしたいライフスタイルや自分がチャレンジしたいことを追求したい。
だから、ノマドと言われる人の姿は、その人の価値観によってバラバラなのです。経済的な安定を求める比率が違っていたり、何を重視するかで色々なスタイルが存在するんだと思います。
「ノマドは高学歴ばかり…」と、見えやすいところばかりで議論されるけれど、デモグラでは語れず、「価値観に占める経済的安定許容度」「安全許容度」みたいなものでしか測れないような気がしています。
以下のリンクにあるヤング&ルビカムの消費者価値観分析モデルがまさしく「ノマド」度がわかる診断だと思います。
僕がやってみた結果か以下のようになりました。ぜひ、あなたのノマド度を確認してみてください。40問の質問に答えると結果が出ます。
僕の結果はこんな感じでした。
なんとなく、このコントロール、個性、自己達成が高くて、サバイバル、逃避、安全が低く出る人が「ノマド」度の高い人のような気がしています。
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