TVの特殊性について、最近考えていました。
そんなに高尚なことじゃないんだけど。
リモコンでスイッチを入れれば、
あちらから番組を流してくれる。
テキトーに間を埋めてくれる。
ケータイは暇な細切れ時間を埋める力を持っているけど、
テレビはどうしようもなく、寂しい時間を結構ロングに
埋める力を持っている。無駄な時間を無駄と考えさせずに。
すごいことだよなぁ。
こんなメディア。ほかにないからね。
ここまで、受動的な人にぴったりなメディアって。
世の中のメディアや技術が
積極的な人向けにどんどん進歩している中、
取り残されている人を取り込めるかは、
ここにヒントがある気がしています。
そうそう。世の中の人気ランキングは
時間のある暇な人たちが作っているという話があります。
映画ランキング、CDランキングとかとか。
そして、そのランキングを見て忙しい人たちが
自分の消費選択の決定の参考にしている。
つまり、結局世の中のマスを動かしているのは、
この受動的で、時間の余っているマジョリティです。
って、考えるとぐるっとまわって、テレビってすごいな。
やっぱり。
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