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2007/08/16

ギルバート&ジョージ テートモダン

























なんだか急に、GWにテートモダン@ロンドンで見た
ギルバート&ジョージの展示のことを思い出した。
写真は二枚とも、ロンドンに行ったときの写真です。

この人たちを純粋に動かすモノってなんだろう。
ボクらには、こんなに強いモノがあるのだろうか?
マイノリティのほうが、社会に憤りを感じるからこそ、
それを浄化した上ですばらしいモノをoutputできるのだろうか?

急にそんなことをボーっと考えました。
自分の「憤り」。それを浄化される手法ってなんだろう?
それがないと、空っぽな気がします。

「プロ」として生きるための10話 ビジネス・プロフェッショナル

ビジネス・プロフェッショナル—「プロ」として生きるための10話  大久保幸夫著

世間が夏休み中ということもあって、
集中して本が読める時期ですね。
何より、外はものすごい暑さですし。

そんな中、
自分のあり方を考えさせられる刺激的な本に出会いました。
リクルートワークス研究所の大久保幸夫さんが書かれた本です。

特に揺さぶられたところが2つあります。

1つめは以下の部分です。
「筏下り」から「山登り」に切り替えるタイミング
 筏下り期間の目安はざっといって10〜20年です。年齢にすると35歳前後でターニングポイントに到達するはずです。そのときの判断基準は、仕事がこなれてきて「楽になってきたな」と感じるときです。最初はきつい筏下りも、一心不乱に続けているうちに力がついてくるので、10年もするとどんな激流も楽に乗りこなせるようになってくるはずです。現在の仕事が物足りなくなり、成長意欲がぐぐっと頭をもたげてきたら、そろそろ山登りに切り替える時期だと見ていいでしょう。つまり、自分の専門性を決めて、その専門性を極めるための、さらなる修行の道に進まなければなりません。
 少なくとも一年に一度は、自分自身のこの一年を振り返り、自身が成長しているかそうでないかをじっくり考えてみるといいでしょう。もし、一年を振り返ったときに成長実感がなかったら、筏下りをちょっと長期にやりすぎているかもしれません。

プロフェッショナルの成長5段階
第一段階 専門領域の仮決め ←入門の壁
第二段階 ロールモデルをめざしての見習い
第三段階 専門領域の本決め ←決断の壁
第四段階 オリジナルティの開花 ←自立の壁
第五段階 無心
で、第三段階以降ではじめて「プロ」と呼ばれる領域

2つめは、以下の部分
「同業者」コミュニティ
コミュニティには情報源としての意味があります。卓越した一次情報はその道のプロに集中しますので、プロ同士が集まれば情報収集の力が相乗します。また一人ではできない大きな仕事や、別のプロの助けが必要な複雑なプロジェクトを請け負ったときのパートナーになります。さらに、ライバルとしての機能もあります。



僕自身、会社に入り10年が経ちました。
編集、カスタマーマーケティング、戦略立案、メディア設計などなど
筏下りと山登りを繰り返しながらキャリアを作ってきました。
次の10年のことを考えると、プロフェッショナルとなる領域も見えてきています。
そのために、磨くべき部分も認識してきました。
一方で、「同業者」コミュニティにもっと働きかけるなどの
部分が不足していることも今回本を読んで再認識しました。

自分がどの位置づけにいる人も、この本を読んでみると
自分のタイミングで気がつくことができると思います。


ビジネス・プロフェッショナル—「プロ」として生きるための10話  大久保幸夫著
第1話 プロフェッショナルの起源
第2話 誕生!ビジネス・プロフェッショナル
第3話 プロへの5ステップ
第4話 プロの三つの意識
第5話 プロに不可欠な知識・技術・人脈
第6話 プロがつくる人間関係
第7話 プロの日常学習
第8話 プロの職業倫理と哲学
第9話 プロフェッショナル人事制度
第10話 プロが活躍する未来

映画「カート・コバーン」about a son






カート・コバーンがなくなった時のことをよく覚えている。
NHKにニュース速報のテロップが出た。NHKと、カート・コバーン。
まったく、相容れないもののように思えた。
そんな環境では、本人が病んでいるのもしかたがないように感じた。


27歳で、カート・コバーンがなくなる前の
インタビューをもとに、イメージ映像をつけて
約90分間の構成で作られたのがこの映画だ。

もちろん、見に来ているのはコアなファン。
もしくは、なんらかの影響を受けた人々だろう。
渋谷のアミューズCQNで見たのだが、もちろん観客はまばらだった。

内容的には、本人の痛々しいまでの告白で
追い詰められていたことが伺える。

意外によかったのが映像だ。
期待していなかったが内容に沿いながらも、綺麗で澄み切っていて、
だからこそ寒々しい感触を見ている人に提供してくれていた。

「ブレーク前の瞬間が一番楽しかった。」
バンドだけじゃなく、すべてそんなものかもしれない。
ベクトルが上に向かって急上昇している瞬間が一番幸福感があるのかもしれない。