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2010/07/12

次の通貨が「信頼」になれば、起業する人が増える社会が到来する!?

先日、ふと以下のようにtwitterで考えていることをはき出してみました。いろいろと反応をいただきながら、自分の考えをまとめるきっかけになったので、御礼にみなさんにもシェアします。(これも「受け取ったもの」を「自分が返せるカタチで社会に還元する」方法かも?)


次の通貨が「信頼」になるまでの流れを考えてみようかな、とふと思った。顔が見える社会になれば、信頼を通貨にする仕組みが自然と生まれる気がする。まだ、うまく言えないけど。less than a minute ago via Echofon





そうなんです。まだ、うまく言えないけど繋がる気がするときってありますよね?そこに以下の反応をいただきました。


@atobeck ツイッターのリストが、通貨にもなりえるんですよねー。もともと、信頼性の担保のために人はいろんなものを発明してきたと、会社、お金........less than a minute ago via web





そうなんです。信頼性の担保のために、法人であれば決算書。個人であれば確定申告or源泉徴収のレコード。キャッシュや不動産、有価証券などもお金という数値化できる「ものさし」に置き換えられるので「信頼」として使われてきました。そうそう、これはすべて信頼性の担保のためですよね。


そうですよね。一方で田舎に帰ると実感する非貨幣経済に未来のヒントがある気がしてます。RT @sayuritamaki: @atobeck ツイッターのリストが、通貨にもなりえるんですよねー。もともと、信頼性の担保のために人はいろんなものを発明してきたと、会社、お金........less than a minute ago via Echofon




実は豊かだと考えているのが、田舎に帰ったときに行われている「物々交換」や「労働を対価にする」ような非貨幣経済です。この非貨幣経済の存在を忘れて、都会と田舎もすべてひっくるめて平均年収とか可処分所得とか出してもまったく意味がないと思っています。


.@atobeck そうなんですよ、私畑仕事手伝うから、そのかわり野菜ちょうだいねーの世界ですよね。ソーシャルメディア使えばお金ぜんぜんなくても生きていけるんですよ。less than a minute ago via web




実は、この「非貨幣経済」に「信頼」が通貨になる社会のヒントがある気がしています。いままでは、数値化しやすいものだけがお金として信頼の尺度にしてきました。上にも書きましたが、現金、有価証券、不動産などです。銀行が評価するものはすべてお金に置き換えられるものです。結局、技術などについても評価するといいながらも、できないのは金額に換算するところに無理があるのかもしれません。


そのとおりなのですよ〜。そして気持ちいいし、そこに再び戻る気がするので。RT @sayuritamaki: .@atobeck そうなんですよ、私畑仕事手伝うから、そのかわり野菜ちょうだいねーの世界ですよね。ソーシャルメディア使えばお金ぜんぜんなくても生きていけるんですよ。less than a minute ago via Echofon



1対多、もしくは不特定多数との取引のときには、一度共通の物差しで評価する必要があるので、現在のお金換算での仕組みが必要になっているのはよくわかります。しかし、ソーシャルメディア時代になり、一番に変わってくるのは「1対1」の取引がどんどん成立してくることです。貨幣って1対多の取引を行うために産まれたんですよね? 相対取引ができる相手を見つけるプラットフォームがあれば、貨幣の役割も変わって来る気がしています。


トフラーのプロシューマの概念に近いのかな? RT @atobeck: 気持ちいいし、そこに再び戻る気がするので。RT @sayuritamaki: .@atobeck 私畑仕事手伝うから、そのかわり野菜ちょうだいねーの世界ですよね。ソーシャルメディア使えばless than a minute ago via HootSuite





アルビン・トフラーが『第三の波』で提示した「プロシューマー」の概念はまさしくピッタリだと思います。そして、プロシューマーになるということは、現代のマスプロダクト・マスサービスの会社に勤めて、顔の見えない役割を担うという生活から離れる人が増えてくるのではないか?と考えています。つまり、信頼をベースに相対取引が成立するようになれば、Independentな生き方を選択する人が自然に増える気がしています。このことが、自分が最初に直感した「顔の見える社会」と「信頼が通貨になる仕組み」との関連性なのかもしれません。


ちょっと話はそれますが、起業する人が少ない原因は、小さい頃に「雇われずに食っている親戚や大人を見る機会」がないからだと思います。プロシューマーが増えるということは、小さい頃から「雇われるずに食べている大人」を見ることになります。正直、自分がそうでした。親も含めて親戚はみんな自営業だったので、何かを提供して、その対価としてお金をもらうということに慣れ親しんで育ちました。そして、お客さんとのやりとりも「こびへつらう」ものではなく、友達関係のように対等なものなんだということも感じていました。



そして透明性の時代、ですよね。企業同様、個人も隠し事が出来ない時代になると思います。“@atobeck: 次の通貨が「信頼」になるまでの流れを考えてみようかな、とふと思った。顔が見える社会になれば、信頼を通貨にする仕組みが自然と生まれる気がする。まだ、うまく言えないけど。”less than a minute ago via Twitter for iPhone




いい商品を作る。いいサービスを提供する。そのことで「人への信頼」が記録されていく。それを相対取引を行う市場を通して透明化されていく。結果的に「信頼」が商品価値に反映されていく。従来も独立して成功している人や、商売を長く続けている人は、実際「信頼」を積み重ねてきた人です。だから、また仕事が戻ってくるし、お客さんが戻ってくる。しかし、それが可視化されていなかったから、その世界を経験したことがない人にとっては、起業することに恐怖感があったのだと思います。しかし、透明化されて法則が外からも見えることで、ハードルを低くすることができそうな気がしてきました。そんな社会がすでに始まってきているのかもしれません。


ちょっとした僕の独り言から、思った以上に深い意見交換となってしまいました。
なんだか、まだうまくまとまっていませんが、ひとまず何か考えるきっかけになれば。。。



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