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2007/07/11

記憶とは未来のためにある。




茂木健一郎さんの講演MP3をダウンロードして
常にiPodの中に入れてある。
最近、公開されていた神奈川大学での講演で以下のような内容を話されていた。
衝撃だった。
(写真は、室町塾での茂木さんの講演時のものです。)

脳にとっては、過去にすでに起こってしまったことは
生きていくために、必要がないことである。
だから、未来に対処するために記憶が創られる。
正しい記憶が、未来にとって必要であれば、正しい記憶が残る。
都合良く書き換えたほうが、未来にとって必要であれば、
記憶を書き換えてしまう。


かなりの衝撃を受けました。この講演。
自分の記憶の多くは、都合のいいように組み立てられている。
特に、シナリオとしてできすぎのものは、怪しい気がしてきた。

そう考えると、自分の記憶を分析することで
自分が何をおそれ、困難に出会ったときにどんな判断を下すのかが
自覚的にわかってくるかもしれない。