ちなみに、こういう編集型の書店に行くと「構成」「括り方」「切り口」などを見ていろいろ考えてしまうのは編集出身者の血だと思います。本当に参考になりますし、本のつながりやリンクを見ているようで、知のつながりが見えてわくわくしてきます。ときどきブラリと行っています。大好きな中目黒のCOW BOOKS 同様、散歩の目的地に選ぶ場所です。
この黒板メニュー。飲食店などでは、毎日店の前を通過するお客さんのコミュニケーションとして活用されています。お店の方の顔が見えてきたり、手書き文字のお掛けで親近感がわくこともあり、浸透してきています。
それを書店で「本日のおすすめ」として活用したはじめての事例じゃないでしょうか?
ちょうど一冊丸ごとシリーズの「牛肉」が一番上に書いてあるので、より飲食店メニューのように感じさせています。ディスプレイに並べる本もいろいろ変更しているので、黒板メニュー=新鮮でいろいろ入れ替えをして旬なものがあるとイメージを使うことは理にかなっています。
黒板メニュー=旬なものおすすめが書いてあるという文脈を、消費者や見る側は、自然と空気読みしています。このイメージを使わないのはもったいないですよ。