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2010/12/06

「シェア <共有>からビジネスを生み出す新戦略」に見る3つの消費者の空気。

12月1日にNHK出版の木村さんにご招待いただき「シェア」発刊イベントに参加してきました。発売は12月14日。出版関係者というよりはソーシャルメディア関連の皆さんにたくさんお会いする会となっていました。


「日々の音色」で一躍有名になったSOURのライブもありましたよ。あのPVって、世界とソーシャルメディアで繋がって共同で一つのものを創るという今の空気を体現していましたよね。このblogでも取り上げています
SOUR「日々の音色」PVに感じる”One nation under a groove"な世の中の空気

■本題



「シェア」という概念が、今の気分と非常にリンクしたムーブメントだと注目しています。さっそく週末に読み終えましたので、ちょっと感じたことをまとめておきます。本の内容は買って読んでもらったり、他のblogでチェックしてみてください。あくまで空気読みの観点でピックアップしています。

1:所有・消費嫌悪の気分。これ以上めんどくさいことを増やしたくない!
次から次と新しいモノを消費することへの罪悪感。そして、疲れ。捨てるよりも誰からに使って欲しい!自分が使ってないんだから、有効活用してくれたほうがうれしい。そんな気分が僕も強いです。モノを購入することに飽きているのと、何か嫌悪感が出てきていますから。そこに、カーシェアリングやモノのレンタル、カウチシェアなどは、当てはまっています。エコという大目的ともちょっと違うのですよ。こんな感じです。
所有欲<所有して管理しなくちゃいけないことへの面倒臭さ=シェアを選ぶ

2:経済的メリットよりも、誰かに喜んでもらえるほうを優先する気分
ソーシャルレンディング(個人対個人の融資)も心理的には利率などの経済的な見返りよりも、シンプルに自分の貸したお金が誰に何の目的で使われるかが把握できるほうに大きな魅力があると思います。また、自分の能力を誰かに直接提供するようなサービス(Skillshare,Davezillion)なども同じ理由だと思います。直接、誰かに喜んでもらえる。自分の価値を認めてもらえるということが、今の時代には逆に新鮮になっているのだと思います。

3:独り悦に入るコトよりも、みんなに共感してもらえるコトのほうがカッコイイ
所有欲は、やはり一人で悦に入る時間だったり、人からの羨望が価値だったと思います。みんな持っているものであれば悦には入れません。しかし、今は価値が異なり同じコミュニティに属していること、同じモノを持っていることのほうが「うれしい」ことなのです。気分が変わっているのです。同じトライブ(族)の人を見つけて共感できることのほうが、所有欲の何倍も価値が高いのです。

だからこそ、このシェアで取り上げられているサービスなどは、上の3つの消費者の空気、時代の空気を満たして支持を受けています。みんな気が付いているのですよ。これ以上マーケティングに踊らされて、消費地獄に入るのは嫌だってね。

■さっそく読み終わったシェアをシェアしてみました。

↑読了した本はシェアコードを入力した後、日本愛妻家協会の@ryutak2009 さんへシェア。今後、このバーコードでどうシェアしていったからがサイトで確認できます。どう動いていくのかちょっと楽しみ。








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【業務連絡】Douglas Purvianceさんの書籍執筆中です。

blog更新、ご無沙汰してます。言い訳ですが(!)、10末にトークショーをやったグラミー賞受賞アーティストでVanguard Jazz Orchestraのリーダーであるダグラス・パーヴィアンスさんとの本を執筆中です。

丁度11月末にはバンドで日本に来日していたので、ビルボード東京でのライブを見てきたのと、追加インタビューの機会をもらってたくさん話をしてもらってきました。

この状況で行けば、年内に再度Skypeで追加インタビュー。年末年始に集中して執筆。それをもとに年明けには再度ダグラスさんとMTGと進めていきたいと目論んでおります。



Vanguard Jazz Orchestra@Bliiboard Live Tokyo 開演前のステージ

ライブの感想も書きたかったりするのですが、シンプルに考えたことだけ触れておきます。あまりにも感動して、開演前に貧血になったぐらいですから。。。
1:パーソナリティと選ぶ楽器、演奏スタイルの相関性
2:演奏者自体がリラックスして楽しむことで、その空気が客席にも感染していく様子
3:ビッグバンドの音圧。そして人間関係の見えるステージの醍醐味

さて、本はどんな内容になるのか、ご期待ください。ダグラスさんのいままでの経験から来る人生哲学やコツが語られています。これから社会に出る方や自分のキャリア形成に悩んでいる方などが読むと本当に勇気づけられる内容になると思っています。

インタビュー中に、感極まって涙を流すダグラスさんを見ていると、僕自身書き手としてこのメッセージを読者の皆さんに伝えなきゃという使命感にかられています。そして、このような機会を持ってきてくれた宮嶋みぎわさんに感謝しています。みんなのために、がんばろう。そして、今年の仕事の仕上げ的な意味も来年の最初の仕掛け的な位置づけでもあります。

どんな内容になるのか、どうして僕が書くことになったのか、などなどはこちらの過去エントリーを参照ください。本当に人が運んできてくれるご縁は不思議な物です。では!
グラミー賞受賞アーティストDouglas Purvianceさんとのトークショー運営で学んだ「幸せなキャリアを築く」4つの秘訣。




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