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2011/01/18

livlis(リブリス)を使って、無料でモノを譲ることで気が付いた価値観。

年末から年始にかけての出来事だったので、すっかり忘れていました。
Livlisとは、Twitterを通じてモノをあげたりもらったりできるサービスです。
http://www.livlis.com/



ずっと使っていない「ポメラ」があることを思い出し、「あげる」と公開してみたところ。1週間で22人の方から「欲しい」という応募があり、厳選なる抽選の上当選者を決めて受け渡しをしてきました。

今回、応募条件でこだわったのは「直接会って、受け渡しができること」でした。せっかくTwitterを使ってモノを受け渡せる仕組みなのだから、直接会うことで、自分のモノをその後誰が使ってくれるのか?どんな人なのか?を知りたいと思ったからです。

当選した方と、スケジュール調整をして一緒にランチができたのが1月7日。実際お会いしてみると、新サービスをすぐに使ってみることが好きなイノベーター属性ということもあり、某企業でマーケティングを担当されている方でした。お互い共通の知り合いを通して、繋がっている距離感だということも確認できました。

さて、こうやって受け渡しをやって一番感じたことは、相手の顔が見えると無料でモノをあげるということに抵抗感がないということでした。むしろ、「自分が買ったはいいけど使っていないという罪悪感」を、この人が使ってくれるんだということで拭い去ることができ、気分が晴れ晴れしました。

従来の寄付や贈与のサービスはどれも、あげるほうが偉くて、もらうほうがへりくだるような関係をベースに設計されてきたと思います。しかし、今ではあげるほうがもらってくれる人を募集して、もらって使ってくれるということがありがたいという価値観があるのです。このサービスはまさに、このもらって使ってくれることのありがたさをかなえてくれるサービスでした。

こういった従来の主従関係を逆転することで、「気持ちいいサービス」を提供できる分野がまだまだあるような気がしています。



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