EYESCREAM8月号 アップルとクリエイター特集です。
MacPowerがなくなってからというもの、
Mac×クリエイティブ的な雑誌がなくなって
なんだか物足りない心を埋めてくれたのがこの雑誌です。
アーティストやクリエイターがなぜアップルを使うのか?的なことは
どうでもよく、はっきり言ってこの号は
高城剛さんのインタビューを読むために買ったほうがいいですよ。
高城剛さんのインタビューでは、この本全体の特集に対して
「アップルは、いろんな意味で先頭じゃない。先頭に引き離されつつある。」と
アンチテーゼもしっかりしているのが面白い。
特に、ジョブスが何をやろうとしているのか?に関しての議論がいい。
「ジョブスはリストラとクリエイティブ・ディレクターの両方ができる人」「アップルは、こちら側からあちら側へのインタフェースになろうとしている」「ジョブスは、常に大きななにかと戦っている。ミスター毀誉褒貶」「iPhoneでは、ビッグ・ブラザーになりたい人とビッグ・ブラザーを倒したい人が一緒に手を組んでいる。それがジョブズのビジネスモデル。合気道のように相手の力を利用する」「ジョブスはイノベーターではなく、スタイリスト」「スタイリング力はすごい。それと技術情報の収集力。それらのエディットとかスタイリングとか、それに優れている」「僕らは逆にジョブスのスタイリング・メンタリティを勉強しなけりゃいけない。」
この特集を読んだだけでも、
いろいろと枠組みをもらえたように思います。
スタイリストの時代として、日本人が得意なスタイリング・メンタリティとして
何ができるのかを考えようかと思っています。