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2007/05/22

ダニエル・ピンク、茂木健一郎対談。常識を打ち破る直感力とは














刺激的な対談でした。昨日六本木のアカデミーヒルズで行われた
「ハイ・コンセプト」のダニエル・ピンクさんと茂木さんの対談に行ってきました。

ホワイトカラーの働き方、求められる能力がグローバル化の中で
起こってくる変化を語った「ハイコンセプト」。日本では、大前研一さんの監修で本が出ています。

いろいろな書評で書かれているので内容はいいと思いますが、
彼の生き方やなぜホワイトハウスのスピーチライターを辞めたのかなど
そこに至る人生のエッセンスにものすごく惹かれました。

ダニエル・ピンクさんはすでに1ヶ月ほど日本に滞在しているらしく、
いろいろな発見を含めて話をしてくれました。
おもしろい視点だと思ったのは、チップのない日本のほうが
チップのある諸外国に比べて、サービスがいいという発見。
金銭的なインセンティブがある仕組みより、
自発的なモチベーションのある仕組みのほうが質が良くなる例なのかもしれないですね。


茂木健一郎さんのポジション発表で刺激的だったのが
以下のセンテンスです。

To strike a balance between the secure and the challenging

そうか、secureだけが高まって、challengingが足りなくなると
気持ち悪くなっているのが、今の自分の状態かもしれない。
茂木さんも、その場で言っていましたが、「いっそ、組織をやめちまえ!」と。
そうだな。自分のぶつかっている壁が見えたぞ。
また、challengingな部分を増やしていこう。

今回のトークで印象的なメッセージは、自分の違い、得意な分野を見つけるためには
たくさんの人にあって、ぶつかってそのことによって相手を鏡にして
自分がどんな人物なのかを認識していくということ。

もう一つは、今後求められることがよりデザイン、右脳的、シナリオ的、直感的なものに
変わっていく中では、組織に従っていることや自分の可能性を殺していることは
もはや意味がないということ。自分がより一歩飛び出して新しいことにチャレンジする。
そのためには、secureな部分とchallengingな部分のバランスを持ってやっていくこと。
それが人生の成功の秘訣なのかもしれない。

なんだろう。この後ろから押されるような感覚は。
やはり、今の状況は明らかにsecureなんだなぁ。
なんだか、興奮気味な書き方でちょっとまとまりのないメモですが。

2007/05/20

デスクライトで変わるワークスタイル。Artemide Tizio Micro













夜中に、家でじっくりと仕事をする。ものを考える。
新しいものを産み出すための下ごしらえを行う。
そんなデスクワークに合うように、やさしい光で
疲れず、集中して物事が考えられる環境を準備しました。
そう、Artemide Tizio Microを購入しました。

ちょっと目をあげると、フォルムを楽しむことができる。
アームを動かすことで、また異なった表情を楽しめる。
自分のやりたいことを考えるときぐらい、美しいプロダクトに囲まれていたい。
理想系を求めて、思考をしている時間を豊かなものにしたい。

そんなことを考えて
結局少々高いですが、このデスクライトを購入しました。
デザインはRichard Sapper、ブランドはArtemideです。
これより一回り大きいサイズのTizio 35というのがありますが、
机の上で毎日使用することを考えると自分にはこのサイズで
ちょうど良かった。光も目に優しいし。
落ち着いてモノを考えるときには、Tizio Microのような
優しい光のほうがいいですね。

色は黒とシルバーと白がありましたが、
MacBookもマッドブラックな僕はついつい黒を選んでしまいました。
ワークスペースって、自分の中では
一番お金をかけたいものの一つかもしれない。


2007/05/16

レム・コールハース「行動主義」と吉本隆明「ひきこもれ」

「ブックMix」というDJ的な読み方があると思っている。
GW中に、レム・コールハースの行動主義と
吉本隆明のひきこもれを同時に読んでいた。
そう、読んでいた自分はロンドンに行きながら読んでいたわけだが。

建築家コールハースが世界中をとにかくすごい勢いとパワーで
飛び回りながら仕事をしている。世界の各地で、ぶつかりながら。
多くのものを見て、人に会い、そこから新しいものを生んでいく。

一方で、吉本隆明は自分の考えをじっくり持つために
一人になってひきこもることを薦めている。
もともと、ひきこもりなんて昔からいて特に問題になっていなかったと。
じっくりと腰を落ち着けて、取り組むことの大切さ、
それがないと一人前になんかなりゃしない、という考え方。

結局、同じなのかもしれない。
コールハースだって移動中など思考の時間があるだろうし。
スタイルの違いぐらいの問題かもしれない。
とにかく、なにかにちゃんと取り組み、夢中になり
自分の考え方を持つ。その上で、その主張を通したり
世の中に発表して実現する時点で、社会とぶつかったり
傷ついたりしていけばいいだけなんだろう。

両方のスタイルを志向し、ミックスして
自分のスタイルにしていくのが僕のやり方だと思った。


■行動主義 レム・コールハース


■ひきこもれ 吉本隆明

2007/05/15

写真を撮ったときの気持ちを覚えておく。














まだ、よくわからないことがある。
写真を撮ったときの感情を写真を見ると思い出す。
これが、写真に撮ったときの自分の感情が写っているからなのか
それとも、撮ったときのことを思い出すから
そのときの感情を思い出すのだろうか?

でも、いつか自分が撮った写真で
そのときの自分が考えていた感情が伝わるようにしたい。
そんなことを考えている。

昨夜もまたたくさんの懐かしい人に会った。
昔、その人たちと会っていたころの自分の感じていたこと、
なんとなくあった空気感。いろいろなものが立ち上がってくる。
あの頃の自分に比べて、どうしてこんなにも自信があるのだろう。
悩みも随分変わってきている。
どうしてあの頃、もっとこの人たちとコミュニケーションをとらなかったんだろう?
そんな感情のタイムトリップができる脳や、脳に与える刺激ってすごいなぁ。

2007/05/14

EVERYBODY NEEDS A PLACE TO THINK.














ロンドンにいたのが、随分と前のことにように感じる。
帰国してからは、いろんなことが、どんどん良い方に回っている。
やはり、偶然体質にすっかり切り替わっているかのよう。

さて、写真はロンドンで撮ったものだが、この言葉がとても残っている。
場所ということもそうだが、考えるタイミングというのも大事。
ついつい、インプットが多くなり本を読み、多くのアートから感じることも大切だが、
そんなことより、それをどう考えるのかが大事だと思う。その時間を確保する必要がある。

最近は、考える場所を散歩コースとしている。
慣れた散歩コースは刺激が少ないからこそ、多くのことを考えられる。
ここは完全に自分だけに割ける大切な考える時間だ。
そして、その散歩コースの途中にあるベンチ。
ここも至福の思考スペース。

そんなわけで、ときどきこの写真を見て
考えることの大切さを思い出そうと思う。

2007/05/07

ロンドンから帰国














数日間ですが、いろいろ刺激されました。
なにより、偶然の出会いがたくさん得られました。
偶然体質になりつつあります。