都市における流行の波は、他のトレンドと比較すると、長い時間を掛けて徐々に変化していく。けれども、影響は非常に大きく、時に残酷、場合によっては機会にもなる。
みんなが消費に夢中だった頃に人気があった街が、いつの間にか色褪せてしまい、見向きもされなかった街がクリエイティブな人の集まるエッジィなスポットになっていたり。。。
自動車産業の街として栄えたデトロイトも産業の衰退とともに、自動車移動に最適化した都市の作りが逆効果になってしまった。
都市としての機能を果たせなく時期には、安くなった土地を目がけてお金はないけど何か新しいことをやろうと思うヒップな人たちがやってくる。そしてまた、何かに最適化し、都市の経済価値が上がり・・・また衰退するときがやってくる。このサイクルの繰り返し。
もちろん、都市にだけ当てはまる話じゃない。企業にも・・・人気のサービスだって・・・。(最適化されて価値が最大になったときに、多くの人は飛びついてしまう)
だからこそ、長く続くブランドほど驚くほど革新的なことにチャレンジしています。輝き続けるためには、何かに最適化するのではなく、変化し続けなくちゃいけない。
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僕自身、正直移り気というか・・・同じことだけを続けることが苦手。あんなに夢中で始めたことも数年すると次のことを始めてしまったり・・・。
でも、「何かに最適化するのではなく、変化し続ける」プログラムが適者生存のために埋め込まれていると考えると、数年ごとに新しいことをやってしまうのは正しいあり方なのかもしれない。
自分としての軸やミッションとしての一貫性はあるものの、手法や戦術はその時々で柔軟に変わっていくのは、別に悪いことじゃない。
Independentを依存しない人と捉えれば、何かに最適化せずに柔軟に流れる人こそ、Independentなのかもしれないし、ね。
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