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2011/03/09

なぜ「儲かったら飲み屋やろうぜ!」なのか?

どうして成功した経営者は
「儲かったので、飲み屋でも持つか」と考えるのでしょうか?

なぜに、リタイアした人が
「喫茶店でもやって、ゆっくり過ごすか」と思うのでしょうか?

会社に勤めたくない若者が
「自分たちでブランド作って、店出そうぜ」って言い出すのでしょう?

「アプリ作ろうぜ!」とか「サイトやろうぜ」
「新しいサービス提供しよう」と考える人はまだまだ少数派です。

一つには、技術的なことやリテラシーの問題が
あることも事実ですが、それは大きな理由ではないと思います。
まだまだリアル(オフラインの場所)には、
オンライン上では得られない大事な価値があるからです。

自分たち、仲間たちの「居場所」であり
何かあったときにフラリと寄れる
ホームベースを持つ
ということへの魅力です。
また、リアルに場を持つことは、
何らかの「箔」をつけることにも繋がります。

基地に集まってきた仲間や同志たちと、
悪巧みやプロジェクトを立ち上げる機能を持っています。
この辺りに、リアルの場が持つ無視できない価値があるのです。

そこに惹かれるからこそ、
飲み屋や喫茶店やお店をやりたいと動物的に感じるのです。

さて、よく考えてみてください。
仲間との居場所であり、ホームベースであり、
仲間や同志とプロジェクトを立ち上げる場所という機能。
これって、クローズドなソーシャルメディア(Facebookやmixi)の
得意とするところですよね。

でも、仮想空間では、自分たちの「基地感」が足りません。
常にある場所で、匂いや感覚がないと物足りないのです。
それと、現実の場所は簡単には持てないからこそ価値があります
結局、secondlifeだってリアルの場を代替できませんでした。

果たして、今後、テクノロジーが進化して
「仮想空間が、リアルに負けているところを補って代替していく」のか?

それともやはり、「リアルの空間の重要性がより増して行く」のか?

現在のところは、後者だと考えています。
「儲かったら、飲み屋やろうぜ!」の魅力がしばらくは続きそうです。





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