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2009/08/17

「人生を会社に盗まれるな!」自分の希少性を高めるために、サラリーマン時代から意識していたこと。

数日前、リクルート時代の後輩たちから、新規事業の件で相談を受けました。

そのときに、質問されて引っかかっているのが
「起業するのに、いつごろから準備されていましたか?」という質問です。

なぜ、引っかかったのかというと「準備」という意識がなかったからです。
起業することはもともと決まっていて、そのことを意識して過ごしていたので
準備期間という印象は全くありませんでした。

普通は、数年前からとか、半年前から準備を始めるものなのでしょうか?


さて、本題です。

そうやって考えてみると、私の場合は起業することを前提に
自分のキャリアをサラリーマン時代に意識的に作ってきていたことに気づきました。

はっきりいって、打算的。かなり計算していたと思います。

もちろん、入社当初は自分のポジションや仕事は選べるものではありません。
目の前のものにもくもくと取り組み、かなりごちゃごちゃとやりながら
自分の最初の社会人としての足場を作る作業です。

私にとっては、「雑誌編集者のスキル」が社会人としての足場になりました。
その後、一つ大きな目線である「雑誌一冊をより売れるものにするスキル」。
次には「雑誌というスキームを使って、ビジネスを立ち上げるスキル」に挑戦。
つまり、足場を構築したところから、
どんどん縦方向にむかってキャリアを積み上げていきました。
文字通りキャリアアップというやつです。

その後、これ以上縦に積み上げるよりは、横に増やすことを意識し
雑誌から、ネットやケータイのモデル、フリーペーパーモデルのキャリアを作りました。
意識していたのは、メディアモデルの横展開です。
縦で積んできたスキルがあったため、横展開は新しいことを吸収しつつも
いままでのスキルが活かしながらチャレンジできるので、スピーディに学べました。

この横展開をするときに、意識していたのは
情報誌もネットもケータイもフリーペーパーのモデルを経験していていることが
かなりの希少性となるということです。
この分野でもっとも「見晴らしがいい」と思われている
リクルートでの経験のため、さらに価値があると計算していました。

そして、上記のキャリアまでそろったときに
起業するために、会社と話し合いを始めたわけです。
とはいえ、なかなかすんなり辞めさせてもらえるわけでもなく
もう一つやってから辞めろというというころに落ち着きました。

そこで、自分のキャリアを見渡した上で考えたことが
「メディア側の横展開は十分経験した」ということ。
そして、自分が経験してきたのは「広告ビジネスでの課金モデルだけだ」ということ。
課金モデルでの横展開としてのキャリアが足りないと判断しました。

そのため、リクルートでの最後のキャリアを「通販ユニット」。
つまり「物販・通販での課金モデル」を経験することを選択しました。

うまく、語れているかわかりませんが
自分の希少価値を高めていくためには、
今後ますます自分のキャリアマップを意識する必要性があると思います。

ここまで、紹介したのはあくまで私の希少価値アップの切り口でしたが
世の中には、いろいろな切り口がまだまだ転がっているはずです。

また、上記のようなキャリアマップをイメージしていると
私の中では、まだ経験していない白地スキルが見えてきます。
その分野を補強するための勉強を続けています。
(鋭い方はお気づきのように、個人課金モデルが未経験分野です)


「人生を会社に盗まれないように、戦略的にキャリアマップ」を描いてください。

会社に利用されずに、自分で自分のキャリアを築いていってください。
自分のキャリアマップ上に今の仕事があれば、
会社があなたを利用していようがそれはWINWINの関係なのです。

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