「書籍」って本当に特殊な媒体です。なんで、こんなに毎回苦しいの執筆するんでしょう?
その分、出来上がると、喜びも反響も「深く」得られるのですが。本当に執筆している間や、キリキリと全体構成を締め上げているときは本当にツライ...
書籍を書くことで、読んでもらった方から感謝してもらえたり、何かの役に立つことはこの上ない喜びです。感想とかもらったら、これにかなうものなんてありません。
とはいえ、執筆中はツライのは事実なので、執筆中にも味わえるメリットを自分を励ますために書いてみました。
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日常の自分が感じた「視点」を共有するためのblogに対して、一つのテーマを掘り下げて書いていく書籍では、以下のようなメリットがあると思います。
・どこにいても、少しでも仕事を進めることができる
−メモとペンがあれば、思いついたことをストックできます。MacbookAirを持ってればもういつでも始められます。原稿をプリントアウトした紙があれば、どこでも全体を見渡せます
・長期間そのテーマと向き合っているため、多くの情報が目に入ってくる
−「問い」を持っているので、普段はスルーしていた情報に気づける。会った人に話題をふることで思ってもみない視点を得られることがある
・ロジカルに自分の考えていることを第三者として眺めることができる
−矛盾している部分や、自分でも言葉にできていなかった部分を言語化できる。考えていることを一度言語化することで、他の人に説明したり話すことが楽になる。喩え話を準備できる
・「書籍」というプロダクトが決まっているので、取材したい人に取材ができる
−そのテーマに第一線で取り組んでいる人に直接会いに行って、お話を伺える。インタビューのアポイントが人脈につながることも
考えてみたら、執筆中が一番自分が勉強しているタイミングなのかもしれません。
他の著者の人は、書いた後に、そのコンテンツで講演をしたり、自社サービスと結びつけたりという方法を取っている方もいますが、自分の場合はここにどうも興味を持てません。
それよりも、書籍を書くということで、取材して/勉強して/整理整頓してアウトプットしていく、自分なりの学習サイクルだということにこのエントリーを書くことで気が付きました。なんて、恵まれてるんだ!!
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