4月1日。自分が新社会人になったのが1997年。つまり13年前になります。
すでにサラリーマンを辞めて、自分で会社をやっている身としても、この時期に新入社員らしき人を見るといろいろ感慨深くなってしまいます。
さらには、茂木さんの今日のblog(日本語版、英語版)を見てなんだかとても気持ちが動きました。
「今、このタイミングでもし自分が新入社員だったら、
どんなアドバイスができるだろうか?」
ちょっともどって考えてみると、もともと僕自身就職活動らしき就職活動は一切していません。
自営業の家庭や、自分たちで商売している親戚の中で育ったからかもしれませんが、まさか自分がサラリーマンになるとは考えていませんでした。
たまたま学生時代にほぼ常駐でバイトしていた流れで、そのままリクルートに入社したという受動的な進路選択でした。
そして、入社してからも「手に職つけて早く独立しよう」という気持ちでした。
しかし、一方でやっている間に仕事はどんどん面白くなるもので、首を突っ込んでいるうちに
だんだんと自分の興味が続く仕事で、なおかつ役に立つ仕事が開拓できてきました。
気がついてみると、リミットとしていた勤続10年が来て、
そこからは迷惑をかけないように辞めるための期間を経て無事に独立・起業ができました。
この経験から考えてみても、遠回りかもしれないけれど、
社会に出てみて、ひとまず「自分の特性を見る実験期間」ぐらいの捉え方で
プランを組んだほうがいいような気がします。そして、その期間にリミットを設定する。
もともと「実験期間」と考えると、人事異動も新しいプロジェクトも異なった目線で捉えられます。
さらには、会社以外の仕事やプライベートな人のつながりで、自分の思ってみなかった興味や適正と出会えることがあるかもしれません。
その中で、「職種」という観点での適正と「働き方」という観点での適正がだんだんとわかってきます。
僕の場合は、後者の「働き方」も時間が経つにつれ、よくわかってきました。
特に嫌なこと。組織マネジメントは嫌い。同じ目線の人たちとチームを組んで仕事をしたい。
仕事したくないと思っているような、ネガティブな人とは仕事もしたくないし、教育もしたくない。
無駄な会議や人事評価査定に時間を取られるぐらいだったら、アウトプットに時間を割きたい。
無理やり会社で決められたチームで仕事するよりも、優秀で過去にも仕事したことがある想いを一つにできるメンツで最高のアウトプットを目指したい・・・など。
そう、組織でマネジメントをやっていく働き方にはまったくむきません。
こういったことに気がつけたのは本当にありがたいことだと思います。
そう人それぞれ、人生はどう転がっていくのかわかりません。
結論として、もし僕がアドバイスできることがあるとしたら。。。
「自分の特性をみる実験期間」だと捉える
・「職種」×「働き方」の二軸で観察する
・「実験期間にリミットを設定する」
後は、もう見つかったら「ブレずに、虎視眈々と走り出せ!」ということだけ。
あくまで、打算的に戦略的にその「仕事」で希少価値が生み出せるようになるように
キャリア戦略を着実に実行していくのみです。
(過去blogで書いてます:「人生を会社に盗まれるな!」自分の希少価値を高めるためにサラリーマン時代から意識していたこと。)
でも、このキャリア戦略は実験で見つけてからじゃないとできませんから。
どうして、こういうことを教えてくれないんだろう?自分もあくまで経験則で話しているだけだけど、こういうことを話してくれる人がいないから新入社員は不安なのに。
自分の人生を無駄にしないために、時代の空気を読め!
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