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2011/01/13

ルールが壊れる時代の「最適化の危険性」

人生や時代には、サイクルや波がつきものです。
ある時代には絶対的だと思えたルールが、ある日突然無効になってしまうことがあります。

ちょうど、いろいろなところでルールが壊れる時代が来ています。以下のものはすでにルールが変化していますよね。
・国内マーケットvs海外マーケット
・マスコミvs在野論客
・広告vsリコメンド(機械的なものも、クチコミも含めて)
・出版社の取次ぎシステム、新聞社の販売店網vsネットでの配信プラットフォーム
などなど。

現時点から見たら、「今までが過大評価だったのでは?」という感じます。しかし渦中に、ルールが壊れることに備えて、次のアクションを取ることはなかなかできないものです。

世の起業家にも、大きく分けると以下の二つのタイプがいます。
・ルールが変化することを予測して、新大陸で勝負をかけることを考えるビジョナリスト型
・明確になっているルールに最適化するのが得意なフォロワー型

ルールブレイクが起きている2010年代のタイミングで考えると、前者のビジョナリスト型のほうが有利なタイミングでしょう。逆に、今危険なのは「最適化を得意とするフォロワー型」の人々だと思います。一度「しゃがんで」次のルールが見え始めたときに、全力で追いかけ始めなくちゃいけないですから。

「最適化している」ということは、ルールが壊れたときに今まで築いてきたものがほとんど無駄になってしまうでしょう。設備やインフラとなるネットワークなどを築いていたところほど、次の波に対応するのが困難になります。捨てる勇気も必要でしょうし、次に賭ける勇気も必要になります。人材なども必要とされる能力が変わってくるでしょうし。


「絶対的だと思えるものほど、崩れたときには当てにならないものはない」
ということを肝に銘じて、時代の波を乗りこなしていこうと思っています。

■蛇足
だからこそ、生物的に危険に備えるために「身軽」キーワードのものが流行しているのでしょうね。
断捨離、所持しない生活、体 etc.




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