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2006/11/12

「アート」が集客力があるのはなぜか?

ここのところ、美術館巡りを立て続けにやってました。
青森県立美術館。奈良美智のAtoZ展。
オペラシティでやっている伊東豊雄の建築「新しいリアル」。
東京都現代美術館でやっている大竹伸朗の全景展。

どこにいっても、それなりに集客があります。
数年前には、こんなことがなかったように思えます。
そこで、訪れている人を分類分けしてみました。

■インテリとしてのアート
高所得層が文化意識、インテリな生活・知識へ
興味を向けているようです。
ペンなどのデザイン誌で取り上げている影響も強いです。
輸入車や時計などと同じで、語る記号としてのアートです。
また、美術館での時間やシーンがもたらす非日常感も大事です。

■美大生のロールモデル探し、勉強としてのアート
自分を投影したり、自分のレベルとの比較。
学校ではまったく手に入らない、
ロールモデル探しでもあるようです。
アーティストの若い時代の作品のほうに
強く興味をもっているのも特徴的。
アーティストの孤独感や叫びを一番共感できる層かもしれません。

■デートとしてのアート
自分を良く見せるための記号であり、
はずさないという安心感もあるのでしょう。
文化に対する関心をアピールでき、
会話のきっかけも作れ、同じ時間、同じ体験を共有できる。

とこの3タイプが主流のようです。
個人的には、アートを見に行くことで
結局、自分に向き合うことができるのがいいと思うのですが。
どうでしょう?