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2014/02/20

「努力の目利き」ができるようになるには? 情報収集環境が整った分、自分の頭で考えることがより重要に。

努力について回る高度経済成長期の呪い−シロクマの屑籠」というエントリーを読んでいて、「ああ、言っちゃったぁw」と言葉を漏らしてしまいました。そのぐらい、事実として自分たちのいる時代×場所を冷静に把握しているエントリーだと思いました。

努力の“目利き”がきかない人間には、努力の成果が実感しにくい時代がやってきた。いや、元に戻ったというべきか。どんな人間もエスカレーターに乗って上昇できる時代のほうが、どこかおかしい。

にもかかわらず、世の多数派を占めているのも、発言力のあるポジションを占めているのも、エスカレーターに乗っていた世代だ。彼らは自分達の実体験をもとに、「努力すれば必ず報われる」と発言する。いや、発言しないとしても、価値観や規範意識として、無意識のレベルに染みこんでいれば、そのような価値規範は言動の端々に現れる。

誰のアドバイスを聞くべきなのか?誰をロールモデルとすべきなのか?どこに山を張るべきなのか?ちゃんと見極めなくちゃいけない。それこそが生きる上での選択ってものです。



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さて、ここからが本題。上にも書いてあるように「努力の目利き」が必要な時代。この「努力の目利き」ってどうやったら手に入れられるのでしょうか?

・二世代以上上の世代や混乱期にのし上がってきた人、海外など環境の異なる場所に飛び込んでもがいた人などにあたりをつけて、話を聞いたりネット上で情報を集めるなどの情報収集・調査能力

・ヒアリングした内容を普遍性を持った教訓に昇華した上で、自分の状況に照らしあわせた場合に何ができるかを考えられる応用力

実行する前の「努力の目利き」時点で、これだけのアクティブな情報収集能力が必要となります。というか、これに数値で示して説得していくプレゼン能力とか加えていったら、まるでコンサルですw

奇しくも、この情報収集部分はインターネットにより効率的に、LCCなどによって移動コストが下がったおかげで、先進国ではある程度万人が利用できる環境にあります。だからこそ、どこにアンテナを立てて調査をしていくことが「センス」というワードがしっくりくるのだと思います。

他の人より圧倒的に秀でた才能があって、それを自分としてもやらざるをえない人以外は、自分の欲求を言葉にしながら、その欲求とマッチングできる市場を探す必要があるのです。

まさに自己判断の時代。情報だけ集めても自分の頭で考えられないと意味がない時代。ちゃんと考えずに誰かさんの真似しようぐらいのフラフラとした意思決定は命取り。努力する前にちゃんと調査して、戦略を考える。個人の生き方にも虎視眈々と戦略を、と本気で思っています。

関連エントリー:「会社や組織の戦略は練るのに、自分のライフ戦略が後回しではもったいない。


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