「振る舞い酒」についてぼんやりと考えています。
いいことがあったときに無料で、お酒を振る舞う。
にぎわいがうまれて、コミュニケーションがうまれる。
商売も最初はそういうところから始まるのかもしれないなぁ、と。
まずはサンプル。まずは体験してもらう。
リピート性が高くて、回収率の高い商品を通販しているモデルは
どこも「まずは、無料サンプル」なわけです。
でも、最初からリターンを計算しているところが
なんだか「振る舞い酒」と違う。
まだ、ぜんぜんまとまってないのですが
なんだか「振る舞い酒」をやりたくて
なんとなくここにヒントがある気がしてなりません。
新しいサービスやメディアを世の中に出すときは
「振る舞い酒」のような感覚があるような気がします。
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ちなみに、なんで「振る舞い酒」について急に思いついたかというと
日曜の夜にMusic loversってテレビ番組に坂本龍一さんが出ていて
キャンドルナイトの企画をやっていたのがきっかけです。
番組の中で、数年前にニューヨークで大停電があったときに
レストランが、冷蔵庫に入っている生ハムやワインとかが悪くなってしまうので、
無料でお店の前で振る舞いはじめたという話をしていました。
振る舞い始めたら、みんなキャンドルをもってきて
楽しく食事をはじめ、そこからコミュニケーションが起き
それによって、地域住民が仲良くなって雰囲気がよくなったというような話です。
それが、ずっと気になっていたんですよね。