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2011/02/09

74年世代。「二つの価値観」が並存する端境期に生きる楽しみ




最近、自分が生きているタイミングは「端境期」だと認識することが多いです。

資本主義から次の仕組みへ移行するタイミングであり、二つのものが交じり合いながら進んでいくタイミング。

産業が成熟し、ITという武器がインフラになるにしたがって、事を成すために、必ずしも巨額の資本が必要なくなってきました。上場廃止する企業が多くなっているのも必然だと思います。


そして、74年生まれ世代から見ると、上の世代は「消費」へのウエイトが高く、下の世代は、消費よりも「貢献」へのウエイトが高くなっているように感じます。

ヒエラルキーが明確で消費することが快楽な価値観と、誰かの役に立って貢献ができることが至福と感じる価値観です。
上の世代が考えていることも、よくわかる。
でも、ちょうど10歳下の世代の価値観にものすごく感じていることが重なるのです。


次の価値観がより拡がり、社会システムも変わっていくことは間違いないと確信しているのですが、
現実はまだ旧社会の価値観の中で、商売をやったり、マネタイズの仕組みを設計する必要があります。

このあたりの葛藤やバランスをとりながら
「よしなに」やっていくことが自分(の世代)には求められているんだなぁと思っています。

産業の競争ルールでまだまだ戦えって行く人は新興国に挑戦していくだろうし、
新しい価値観をトライしたい人は、行詰ったように見える日本などの先進国でチャレンジしていくのだと思います。

ちなみに、若者が新興国での勤務を嫌がるのも、こういった価値観と繋がっていると考えています。
ある時代の価値観の人から見て理解できない考え方や概念は、意外と次の時代に対応するためのヒントだったりします。

この二つの価値観の狭間で、自分が何ができるのか?
この大きく社会の仕組みが変わりそうなタイミングに、何が提供できるのかを、考えてみます。

ということで、昨夜の議論に感化されて書いたエントリーでした。(それと冒頭の本は、議論中に紹介されて注文した本です)






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