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2011/06/17

書籍「前に進む力」にさっそくレビューをいただきました。

6月16日についに書籍「前に進む力」が発売しました!

昨夜、やっとすごい展示をしていただいているヴィレッジヴァンガード下北沢店を視察してきました。入り口すぐのレジ脇に迫力の展示スペースを作ってもらっていました。本当にありがとうございます。

商品を作っても、ユーザーの手にわたるまでにはかなりの距離があります。商品が経由するポイントのいろいろな方に協力していただかないと、商品に込めた想いを伝えることはできません。

出版社の編集・営業の方→書店の方と「想い」のバトンをリレーしていただき、「想い」が具現化して売り場に表れているのを見て、本当に皆さんが熱意を持って取り扱ってくれていることを再確認できました。本当に感激しました!


そして、レビューも早速アマゾンのほうにいただき始めています。うれしい限りです。

■1つ目
こうした自己啓発的な本、もしくはクリエイティブな姿勢を持ち続けるための本って案外多いんだけど、多くはビジネスで大成功した人だったりすることが多くて『凄いけどそれは真似できないなぁ』っていうものが多いんです。が、これは違うように見えます。著者のダグラス.パーヴァイアンスはジャズミュージシャン、すなわちアーチストであり、プロデューサーでもあるという肩書きの持ち主です。アートとビジネスは別物だけど、でもそれを継続させる為に団体をマネジメントし、常にクリエイティブでなければならない。ジャズなんていう音楽ビジネスでは決して巨額の金額が動くものではありません。その中で如何にクリエイティブなマインドを持ち続けられるか、ということについてのヒントが満載です。例えて言えば、ゲイツの本だと真似できない、って感じるけど、『みんな同じなんだなぁ』て共感できる部分が大きいんです。強い信念を持つこと、今ある位置に安住しないこと。とにかくやること。カネなんかより信念が大事、とか、いいこといっぱい書いてあります。自分のやることに信念とプライドを持つこと。当たり前のことなんですが、案外今の日本で忘れられてる気がします。会社という組織の中に居ようが、独立してやっていようが、こういうことが大事なんだよなぁ、って改めて思わされました。

■2つ目


この本は、たぶん「自己啓発本」の部類に入るのだろうと思うが、ダグラスは、いわゆる「ビジネスパーソン」ではなく、ジャズミュージシャンであるところが面白い。 

だからというわけではないけれど「私はこうやって成功した」という本ではなくて「君もこうやってみれば、うまくいくんじゃない?」と語りかけられているような感じがする。(これはディスカヴァー・トゥエンティワンらしいとも言えるが) 

とても優しく、心の奥の方に語りかけられる。読んだ後は、とても心地よい気分になると思う。 
やはり、すごいと思うのは、ダグラスのすばらしい人柄だろう。なるべくしてなったリーダー。理想的なリーダー像というのは、こういうものだろうと感じられる。 
よくいる、150%アピールのアメリカ人とは違う、ある意味日本的なものさえ感じるダグラスの人柄を感じて、多くの自分の反省点を見つけることができた。 

ガツガツと「こうやるべき」と語りかけられるビジネス書も悪くないが、こういう優しいビジネス書も素晴らしいと思う。 


ああ、ちゃんと伝わっていて、読んでくれた方々に何かが残ったようで書き手としてはうれしい限りです。

こうやって、読んでいただいた感想をいただけることのほうが、本を書いてお金をもらうことより嬉しいことなんです。もちろん、関わってくれた方々、書店や出版社のことを考えると売れてくれるのは喜ばしいことですが。

そういう意味では、出版事業は株式会社空気読みのCSR活動なのかもしれません。自社の得意分野で社会に還元できるサービスは、出版なのかもしれないなぁ。そう考え始めています。

一人でも多くの人に、「前に進むきっかけ」となる本になりますように!




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