twitterにポストしたものから、blogに再展開です。
半蔵門線で見つけたNHKの朝ドラ「つばさ」の番宣中吊りです。
ワイドで掲出です。民放では当たり前に番組の広告を感じていましたが、
NHKがやっていたので、かなりの違和感を感じました。
「広告が入らなくても、集客コストをかけて視聴率を上げる必要があるのか?」
一番の違和感はこれだと思います。
民放では、特にドラマの初回にあわせて大々的に広告展開を行い視聴率を稼がないと、番組提供枠&スポットCMを購入したクライアントが納得しない仕組みなのでよく理解できます。
強い視聴率の時間帯があればあるほど、他局より自局に広告費が落ちてくる仕組みですから、それを作るためにはある程度の集客コストが必要という判断だと思います。
一方で、NHKは別にCM枠が入っていないのだから、わざわざ集客コストをかけるのは、ちょっと納得いかなかったというわけです。
とはいえ、以下のようなことに影響するので広告を行うことになったと推測されます。
・朝ドラの視聴率が高くならないと、受信料を払っている人が納得しない
=不払いに繋がっていく
←→朝ドラが盛り上がっていると、受信料を払う人が増える?
・DVD化などの番組二次利用収入に影響してくるため
→視聴率が低い(実際は録画で見られていた?)朝ドラでも、DVD販売などによる収益インパクトが大きくなってきた
・朝ドラのターゲットをリアルタイムに見られる層以外にも広げたかった
=NHKオンデマンドへの入会促進コストと見られている?
NHKオンデマンドの「見逃し見放題パック」は月額1470円もしますから。。。
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民放は「広告」という大きな収益源にあぐらをかいてきた間に、どこもひどいことになってきてしまいましたが、実は受信料という一見強いビジネスモデルをもちながらも、NHKのほうが次への一手を着実に打ち始めているようです。
民放は制作費を削ることによってコンテンツが弱体化してきている中で、次の収益源を探していますが、NHKは受信料収入がある中で、いいコンテンツを造り、その中での次の収益源に取り組んでいるのが大きな構造の違いのように思えます。
今後もNHKの動きから目が離せませんね。