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2012/03/05

「生き方のスタンス」が違うと友達になれない? 自己責任派と他人依存派の埋められない溝

※近所のタイ料理屋に掲示してあった黒板。なんでこの4語を選んだのか興味がわきます。彼らも考えてみたら日本に来て、頑張っている。きっと自分で自分の人生を切り開いていっている人たちに違いない


ITによる通信コスト削減と航空券価格下落のおかげで、世界は狭くなり、海外の友人も増え、現地の人と交流しやすくなりました。物理的な距離はそのままでも、精神的な距離感はどんどん縮まっています。


一方で、同じ日本に住んでいたり、カフェで隣になった人であっても、別の種族だと感じ、精神的な距離がすごく離れているように感じることが多くなってきました。


この精神的距離を感じさせる、分水嶺は何なんだろう?と自分なりにずっと考えていました。僕なりの分水嶺は「生き方のスタンス」です。


<生き方のスタンス>
・自分で何とかしようとしている人たち(自己責任派)
・誰かに何とかしてもらおうとしている人たち(他人依存派)


このスタンスの違いによって、まったく異なる惑星から来た人のように、話が合わなくなってしまいます。


例えば、こんな感じです。


他人依存さん:「景気が悪いせいで、給料も下がる一方。仕事も年々きつくなってる。政治家もひどいし、日本はホントどうなっちゃうんだろうね?」


自己責任さん:「社会構造が変わってるんだから、新しいチャンスに挑戦していく必要があるよね。国内だったら、高齢者マーケットの課題解決に取り組んでもいいだろうし。新興国マーケットで、できることもまだまだあるし! はたまた、自分のライフスタイル自体を見直すチャンスかもね。」


他人依存さん:「それって、いままでのやり方も変えなくちゃいけないし。新しいことに取り組むのって、面倒だよ。自分の待遇が良くなる保証もないし。それにうまくいくかわかないからね。そもそも政治家がだらしないから・・・」


自己責任さん:「そんなこといっても、個人でできる対策なり、行動しなくちゃ、良くはならないよね? 政治家に文句言っていても何も変わらないよ。個人でできることは、どんどん試していけば? 年金が不安なら、自分で運用始めるとか。会社が不安なら副業をはじめてみるとか。」


他人依存さん:「お前は、そうやって個人でできることやれば?と軽々しく言うけど、誰が教えてくれるんだよ? 誰も個人で行動する方法とか何も教えてくれないし、そんなことできるのはもともと能力のあるやつだけ。」


自己責任さん:「やろうと思ったら、いくらでも情報取りにいったり、人に話を聞きに行ったりできるよね? きっと次には、時間がないとか言い出すんでしょ。もう、いいよ。お前と話していても埒があかない」


と、完全に敵対してしまって話があわなくなります。
学生時代は仲が良くても、「今」の話をするとこういった状況に陥ることが起こります。そんな場合は、話を「昔話」にして、ノスタルジーを満喫したほうが精神衛生上いいです。


前者の「自分で何とかしようとしている人たち」は、与えられた条件は所与として、改善したり、チャンスを捉えて挑戦していこうとします。全体とか確率とかよりも、より具体的な話やノウハウに興味を持ちます。


一方で、後者の「誰かに何とかしてもらおうとしている人たち」は、自分がやらない理由を探しながら、誰かがなんとかすべきだと考えています。与えられた条件に文句を言ったり、こだわることに時間を使っています。そして、一番困るのが、自分で何とかしようと行動する人の足を引っ張って引きずりおろそうとする人もいます。


個人的に面白いなぁ、と思うのは「新興国」に対する反応です。後者の人たちは、マクロデータ(国)やネガティブニュース(事件・事故)に反応します。前者の人たちは、ミクロデータ(都市や産業)やポジティブニュース(うまく行っている事例)に注目して調べます。


きっと、人生を楽しむコツって、「自分で何とかしようとする」ってことに尽きると思うのですよ。そして、自己責任派は、同じスタンスの仲間であれば、手を貸したり、知見を共有することをいとわないでしょう。


僕も同じで、自分が相談にのれることであれば、協力することが嫌いじゃありません。せっかくなんで、誰かに依存せずに、楽しんでやりましょう。



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「どれもそのタイミングで僕がメッセージしたいことであり根底には一つの共通した流れがあります。僕は仕事も人生ももっと愉しんでいいもので、そうなることがより素敵な社会になる方法だ!ということです。そして、そのために自分ができることをコツコツと提示していこうと思っています!」



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