「ないものねだり」じゃなくて、「あるもの活かし」ができる人はすごく楽しそうに輝いて活動しているなぁ、と感じた出張でした。
遠くにあるものに目標を定めて頑張ることも、もちろん大事ですが、身近にある素敵なものに気づける能力のほうが希少価値になっているように感じます。
世界の最先端のもの・「鉄板」だと言われている方法を追いかけるのではなく、自分たちが独自に持っている素晴らしいものを育てていくことが、結果的に生き残り戦略・差別化戦略になることだってあるのです。
今週も、山形県に伺って、その土地の気質を尊重して、胸を張って地域の魅力を発信することに関わっている方たちに会ってきましたが、すごく輝いていました。
彼らが、「ないものねだり」をするのではなく、「あるもの活かし」ができているのは、一度その土地の外に出て生活していたり、都会のものさしを持つことで、自分たちの地元にあるものを客観的に見る目を持っているからです。
以前、自分の書籍にも「外国人や宇宙人の視点を持つ」ということを書いたことがありましたが、彼らも外の人の目線を持つことで、自分たちの身近にあるものを捉え直し、外の人たちに翻訳することで「あるもの活かし」を行っていました。
「あるもの活かし」は、地域の魅力を発信することだけではありません。自分の未来を考えるとき、会社や組織の今後を考えるときにも当てはまります。
もう一度、自分の身の周りにあるもの・リソースを、「あるもの活かし」の視点で、誇りをもって再評価してみませんか。
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