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2012/12/13

「$100STARTUP」他人から相談・質問されることが自分の食える分野


ポートランドで買ってきた「THE $100 STARTUP」(クリス・ギレボー著)という本にはまってしまいました。一言で言えば、「自分が提供できることで、マイクロ起業した人たちを紹介した本」です。



著者のクリス・ギレボーがポートランドに住んでいるということもあるのでしょうが、「難しいことを考えるよりも、自分の気持ちに従ってサッサとやっちゃいなよ」というDIY精神溢れる、ものすごく気持ちのいい本でした。


何がこんなに爽快なんだろうと考えてみたのですが、「昔の人が仕事を始めるってこんな感じだったんだろうなぁ」と思えるベーシックな仕事の始まり方が紹介されているからでしょう。カーペット販売や結婚式用のドレスのカスタマイズ販売、3ヶ月で外国語を流暢に話すための教材販売、コーヒーショップなどなど、地に足がついた商いです。

この本には沢山のマイクロ起業事例が出てくるのですが、事例を一つ一つ丁寧に紹介する理由がよく理解できます。「自分が提供する価値」に従ってマイクロ起業をするということは、その人のストーリーでありビジネスモデルではないからです。

その人にどんな特技や、その分野への熱意があるのか?自分が価値を感じていることやどうしても許せないことは何なのか?それを総合して出てきたものが、熱意を持って続けられるその人の「仕事」だからです。



本に登場する人たちは、だいたい起業しようと思って始めたというよりも、会社を首になったので・・・、いつのまにか他の人から頼まれるようになったので・・・という理由でマイクロ起業に入った人たちが多いのもすごくリアルです。

起業プランを練りまくって難しいこと・新しいことをやるよりも、自分が提供できる価値から対価をもらうかをシンプルに始めてしまうということをメッセージしています。

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このクリス・ギレボーが「$100 STARTUP」で訴えているメッセージ、何かにすごく似ているぞ!と思っていたのですが、まさしく自分がやっている「脱藩学」でしたw

他人の選択肢ではなく、自分の選択肢を見つける自分の持っているもの、他人から頼られることを活かしていく。だからこそ、社会のしがらみや社会のものさしから離れて、自分の大事にしているもの、持っているものを活かして生きていく。自分の気持ちに嘘をつかなくても、自分を社会に活かして生きていく方法を見つける。

大きなものから、個人を取り戻していく流れの中で(一部の人向けかもしれませんが)出てきているテーマなんだなぁということを「$100 STARTUP」で再認識できました。

脱藩学:年明け1月10日から開講します!


追記(2013年9月12日):翻訳版として「1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」が発売されました。




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