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2013/01/04

神社で体験、クラウドファンディングの原点

今頃ですが、新年あけましておめでとうございます。今年も飄々と、粛々とやっていこうと思っています。

お正月は実家に帰省していたので、仙台の愛宕神社に初詣に行ってきました。お参りするまで約1時間半並びましたが、おかげでゆっくりと神社について考えることが出来ました。

気持ちよくお祈り(というよりお願い)するおもてなし、お財布を開いて奉納したくなる気分の作り方です。普段のお金の使い方とは違う「晴れ晴れ」とした気分にさせてくれます。


神社で体験するクラウドファンディング

今回、私が気持ちよく「財布を開いた」体験を順を追って写真で説明していきますね。

もともとクラウドファンディングの原点はこういった寄付や支援活動だと思いますが、リアルで体験すると、タッチポイント、説明方法など非常に勉強になりました。


クラウドファンディング英語:crowd funding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。[1][2] ソーシャルファンディングとも呼ばれる。[3] クラウドファンディングは防災市民ジャーナリズム、ファンによるアーティストの支援、政治運動、ベンチャー企業への出資 [4] 、映画 [5] 、フリーソフトウェアの開発、発明品の開発、科学研究 [6] などの幅広い活動の支援において利用されている。via.wikipedia


長く続く参道を登って、神門と呼ばれる天狗の像が両側に奉納された門がやっと見えてきます。しかし、今年は例年と違ってブルーシートがかかっています。昨年は市内の民家でもあちこちでこのブルーシートの屋根を見かけました。「もしや、東日本大震災の影響???」



近づいていくと、やはり東日本大震災の影響で、天狗像は修復工事に入っており山門の中は空っぽ。それにあわせて、この山門の屋根のふきかえをするようです。ブルーシート姿を見ると震災後のことを思い出してしまいます。


そこに、この看板。「なるほど、山門の屋根のふきかえには2000円で一枚の銅板瓦を奉納することができるんだ。せっかくだから、初詣ついでに、屋根のふきかえの支援をしようかなぁ。あのブルーシートを見るのは、やっぱり辛いし・・・」



さらに先に進むと、本殿の屋根のふきかえをしたときの銅板奉納者の名前が掲示されていました。「いままでも多くの人の寄付のおかげで神社が維持されてきているんだなぁ」と、ちょっと感慨深くなりました。



本殿で初詣のお参りが終了して、そのまま足は社務所の銅板奉納受付へ。2000円を納めて、自分が奉納する銅板にマジックで住所と名前を書くという単純な仕組みです。それによって「自分が奉納した銅板がこれから数十年、あの山門として活躍するんだ」と誇らしい気分になります。

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偶然かもしれませんが、上記の一連の流れは、神社に訪れる人の流入導線上のタッチポイント・順を追った説得材料がすごくよく設計されていました。こうやってまとめてみると、よくできた情報商材系の縦長のWebページを思い出させられますねw

初詣という一年分のお願いに来たタイミング(都合良すぎるよなぁと薄々感じているのでなおさら・・・)で、自分も神社に協力することができ、誇らしい気分にさせてくれる素晴らしいリアル・クラウドファンディングの取り組みでした。

あらためまして、今年もこのBlogよろしくお願いします。

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