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2012/01/06

今の時代に求められるキャラクターって「仙台四郎」だ。

「愚直で、まじめに、みんなに好かれて、その人がいると周囲が幸せになる」というのが、ソーシャルメディア時代に求められるキャラクターだとすると、すでに仙台では商売の神様として奉られていたことを思い出しました。


商売繁盛の神様である「仙台四郎」です。実在した人物です。以下、説明の引用です。引用元はこちら


仙台四郎は明治時代に実在した人物で、この四郎さんが立ち寄る店が皆繁盛した事から、「福の神」と言われるようになりました。(上の写真はとても幸せそうな笑顔をしていますが、30歳頃の写真といわれています)
仙台四郎は本名を芳賀四郎といい、江戸末期に鉄砲職人の家庭に4番目の子として生まれました。生家は裕福だったのですが、いわゆる「智恵おくれ」だったため「しろばか(四郎馬鹿)」と呼ばれていたそうです。
しかし、生まれつき智恵おくれだったわけではなく、7歳の頃に川(広瀬川)に落ちて流され、意識不明になった時から知能の発達が遅れたようです。
その後四郎さんは街を徘徊するようになり、箒(ほうき)が立てかけてれば、勝手に店の前を掃いたり、店先にひしゃくを入れたままの水おけがあれば、これまた勝手に水をまく。といった行動をとったようです。
やがて四郎さんが掃除した店は繁盛すると噂されるようになり、「福の神」と呼ばれるようになるわけですが、実際に四郎さんが立ち寄った店は客が入るようになったそうです。
四郎さんが「福の神」と噂されるようになると、わざと店の前に箒(ほうき)を立てかけたり水おけを置き、四郎さんを招き入れようとする店が増えたそうですが、そのような下心のある店には寄りつかなかったそうです。
四郎さんの知能がどれほど遅れていたのかは不明ですが、どうやら、直感的に自分を本当に歓迎してくれる店とそうでない店を見分けていたようです。そして、歓迎してくれる店が繁盛したということらしいです。


いまでは、仙台の商店ではどこでも仙台四郎の写真を商売繁盛のために飾ってあります。


顧客に愛される会社のソーシャル戦略」で、ソーシャルメディアによって、人と人が向き合う商売の原点に回帰するということを書きましたが、もうすぐこの本で書いてあることが当たり前になる時代がやってきます。仙台四郎キャラが求められるということも、古くて新しい未来がやってきていることの証拠でしょう。


今後、仙台四郎のような愚直で真摯だからこそ、愛されるキャラクターがたくさん産まれてくるでしょう。そして、その先にはお金儲けや自分の利益を優先しないほうが、結果的にメリットが多く集まるようなシステムも構築されてくると思っています。(きっと今は多くの人にとって、きれいごとのように聞こえると思いますが、そのほうがメリットがある社会と言い換えると理解してもらいやすいのかもしれません)


■蛇足
顧客に愛される会社のソーシャル戦略でもらった嬉しい写真を紹介します。




1:ジョブズ本の隣に陳列されている写真(メンバーズの原さんより)

すごく光栄です。アップルチルドレンとして、今後も頑張っていきます!

2:付箋がたくさん貼られた写真(読者の方が送ってくださいました)




読んでいただき、共感いただいてメールをいただきました。著者にとって付箋付きの写真ほどうれしいものはありません。ホントですよ!

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