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2013/12/26

2013年の振り返り「自分で仕事をつくることを愉しんだ一年」

毎年、年末最後のエントリーは、一年の振り返りです。そして、このタイミングで昨年までの振り返り記事を読み返しています。過去の自分の考えていたことを覗ける。これが自省ブログやっているメリットです。

2012年:2012年の振り返り:全体編


ということで、今年も振り返ってみます。ざっくりベスト3で。

1位:双子が産まれました!

いままでいかに自己中心的に生きてきたかを思い知らされ、反省しております。もう主役はお譲りします。僕は脇役で。。。けれど、喜々として働き暮らす大人の姿を見せるために、僕は愉しみ続けるつもりです!(我ながら、素晴らしい言い訳思いついたw)

2位:手書き地図推進委員会を発足しました!




こちらは12月からの本格稼働。実は「手書き地図推進委員会」の下準備は今年の1月から、取材や調査を行う旅をしていました。

Dig Maps,Discover Localというキャッチフレーズが表すように「誰かの視点や、属人的な情報によって、その場所の見えるものが異なる」という体験を伝えていくメディアに育てていくつもりです。

3位:脱藩学が第四期まで終了しました!


2012年にはじめた脱藩学も四期まできました。現在五期を募集中「誰かの道じゃなくて、自分の道を自分で歩む」ための講義なので、“教わる”のではなく“自分で掴む”ことを重視しています。

本当は、どこか知らない国を放浪してもらうのが理想的なカリキュラムですが、そこまでできないために自ら話を聞きたい人にインタビューしてもらっています。人間力と行動力とタイミングの掴み方を体感してもらいたいなぁ。


今年は、夏から秋が嫁の出産前入院から出産後の育児・・・と、あまりアウトプットができなかった一年だったと反省していたのですが、振り返ってみると結構いろいろやっていますね。

海外に頻繁に行けなくなったので、その分のエネルギーを日本各地の素晴らしい文脈を見つける活動に振り向けたり。はじめて行政と大きなお仕事したり、天童木工さんとオリジナルスツール制作体験ツアーを実施したり・・・新しいプロジェクトでわくわくしながら、今まで経験したことがない新しい仕事ができました。

2013年を総括すると、自分で仕事を創ることを愉しんだ一年だと思っています。

自分が面白い・紹介したいと思っていることを、どうやって仕事にして(マネタイズして)いくのか? まだまだあがき中でもありますが、来年も引き続きこのあたりの経験を積んでいこうと思っています。

来年もblog共々、よろしくお願い致します。


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2013/12/19

地方都市の「ドーナツ化現象」は、むしろチャンスなのかもしれない。


もうすぐ2013年も終わろうとしていますが、まだまだ地方出張が続いています。12月は静岡県三島市、沼津市、埼玉県ときがわ町、青森県八戸市。そして今日は長野県佐久市に向かっています。

出張をして現地の人と話をしていると、いかに街の構造が変わってしまったかということを認識させられます。「ドーナツ化現象」というマクロ的な話と捉えていたものが、ミクロの話で高校生から「市街中心地に行くよりも、時間はかかるけれどバスに乗ってイオンに行ったら、一日すごせるし、溜まる場所もある。バスが出ていて行きは250円かかるけど、帰りは無料だよ」と聞くと、寂しさを感じずにはいられません。。。

地方都市のドーナツ化
大都市圏外の地方都市においては、居住機能のドーナツ化だけでなく、商業機能のドーナツ化がみられる。すなわち、郊外や国道沿い・バイパス道路への大型店の進出がなお続き、「シャッター通り」とも表現される中心市街地の衰退に歯止めがかからない状態が続いている。市街地の再開発等によって活性化を図る動きも各地でみられるが、予算不足により遅々として進まない状況が大勢である。公共施設や公立病院等の郊外への移転もこの傾向に拍車をかけている。(via.wikipedia)

しかし、この悲観的な現象も、逆の立場から見るとすごく面白いチャンスに見えます。各都市を代表するような文化も歴史的な背景も豊かなエリアに、空き物件があったり、外者や馬鹿者が関われる余地が残されているのです。

今回、「手書き地図推進委員会」として訪れているため、その場所を盛り上げる活動をしている“活動家”の皆さんと交流する機会に恵まれました。なので、今月訪れた地域のホットスポットを紹介しておきます。

■青森県八戸市 ポータルミュージアム はっち

八戸の中心街に、ポータルミュージアムとして、八戸の面白さを発信しつなぐ役割をしている施設
入り口には「八幡馬」がディスプレイ
市の中心街におしゃれして遊びに来てもらう仕掛け
はっちの向かい側にある空き屋になってしまったビルに、事務用のプロジェクターで市民が作った映像をプロジェクションマッピングで映している。“廃ビル”があって“夜が暗い”からできるネガをポジに変える素敵な取り組み

■静岡県三島市 “伊豆、ときどき南米の手作り”カフェ cucurucu
ガラス張りの明るい店内。写真には写らない“イベント”や“コミュニケーション”のコンテンツが主役のお店
料理ももちろん美味しいのですが、「ミシマ買い食いMAP」を作っているように近所のディープなお店を教えてくれる

周囲を歩くには、散策できるきれいな川や三嶋大社。さらには富士山があちこちから見える。本当に素敵な場所

■静岡県沼津市 沼津の発信拠点 Lot.n
沼津あげつち商店街にあって、狩野川がすぐ近く。立地を活かしてカヌーなどの川遊びイベントも
店内には沼津のいいところを発信するモノ・コトが多く、自然やコミュニティというキーワードが好きな人にはたまらない
店内のコミュニティスペース。沼津のクラフトビール“ベアードビール”が店内で飲める
街の人のコンテンツを見せる仕掛けが秀逸。街の人が持っているコンテンツは大きな資源


■埼玉県ときがわ町 ときがわの小物屋さん
もともと埼玉県上尾で喫茶店をやっていたマスターが、このときがわの風景に惚れて通っているうちに、作ったお店

これがマスター惚れた風景。お店の向かいに椅子を置き、絵画のフレームを置くことで、風景を味わってもらう工夫をしている
お店の隣にある“宅爺所”と呼ぶ小屋には、薪ストーブがあり、くつろげるスペースとしている
8時間かけた水出しコーヒー。店内もそうだが、コーヒーにも一言添えてくれる。ときがわを味わってもらうための仕組み。ここのマスターの作る「手書き地図」は本当に濃い


上記のような街をポジティブに楽しむ“活動家”のいる場所が、あちこちにあるはずです。そして上記のような場所ができるのも、そこに隙間があり、役割として求められることがあるから。そういった文脈で、僕は地方都市のドーナツ化現象は、自分で街に関わっていきたいと考える人にとって、むしろチャンスだと思っています。


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2013/12/11

人肌感のある豊かな視点を各地の「手書き地図」に見た!


今年は地方出張が多い年でした。というより、多くしていました。まだまだ12月も続きますが・・・。

その理由が、個人的にいいと思ったものを属人的に紹介している「手書き地図」職人が各地にいるから。皆さんもご存じのように、個人が自分のフィルターを通していいと思ったものを世の中に発信する社会インフラが整ってきています。だれでも作家。だれでもメーカー。だれでも店長の時代・・・。

しかし、もう明らかなのは、「誰でも」はただの環境の話であり、結局「オリジナルで面白い視点」を持った人が、自分に共感してもらえる熱狂的なニッチマーケットを得て成立する話です。

こうやって考えたときに、まだプラットフォームができていない「歪みのあるマーケット」が、手書き地図の世界には残されています。

愛情があり、あくまで自分がいいと思ったものしか掲載しない。自分を通して見たものを情報として盛り込む、あくまで一次情報取材によって作られた濃い情報。

この誰かの「メガネ」を手に入れることで、その土地に行ったときに見えるもの、経験することが変わってくる。こんな素敵なものを認めてもらうための活動を始めました。

その名も「手書き地図推進委員会」

まずは各地をまわって、地図作者を取材し、実際にその地図を見ながらの自分たちが体験してみることから始めています。一方で、手書き地図の作り方のワークショップ。来年には全国の手書き地図作者の方々を集めて、サミット的なこともやりたいなぁ。

そんなわけで今後ともよろしくお願いします。
以下は、手書き地図推進委員会のサイトにアップした僕の「手書き地図」原体験話です。

2013/12/05

会社や組織の戦略は練るのに、自分のライフ戦略が後回しではもったいない。



自由大学でやっている脱藩学も気がついてみたら四期目。クオリティ落としたくないし、プログラムに頼るんじゃなくて、ちゃんと一人一人と属人的に向き合うことを考えると、このペースが丁度いい。

受講してくれる人たちの多くは会社の中で、その会社だったり、担当する部署の「戦略」を考え、実行している人たち。でも、もったいないことに、自分の人生についての「戦略」に関しては手薄になっている。

なぜ自分自身について向き合って、何をやって、何をやらないのか?を考えないのだろう。

企業や事業という単位では、散々、目指すべき姿にどうやって近づいていくのか?を試行錯誤しているはずなのに。

リソース配分についても企業人としては、意識して頭を捻っているはずなのに、一個人が自分のライフスタイルということになると、途端に取捨選択を行わなくなってしまう。

時間・予算・自分の特性・家族や仲間というネットワーク。。。見返してみると、リソースはたくさんあるはずだ。


主体的に楽しんで活躍している人たちに共通するのは、自分の人生のハンドルをちゃんと握っているということ。うまくいっていようが、うまくいってなくても、自分でどこに向かいたくて、どういうルートで行くのかを判断している。

そのためには、「みんなが寄っている場所だから・・・」ということは言っていられない。取捨選択して、自分にとって必要なのか?優先順位が低いことなのか?を“自分で”判断して進んで行っている。

だからこそ、他人や国のせいにはせずに、自分自身でなんとかしようと考え、行動できる。

一方で、自分が決めた計画を簡単に変えてしまう柔軟性も持っている

考えてばかりいても、波には乗れないよ。というエントリーにも書いたように、波が来たら乗ってしまう勇気も必要。

個人としてのライフ戦略をしっかり考えて、自分の人生の手綱を握っていれば、波に乗る準備ができてくる。波が来たら、戦略とか計画とか一旦捨てて、とことん乗ってみる。

計画から外れちゃうからといって、楽しいことを我慢しない。眉間にしわをよせて頑張るばかりじゃなくて、自分が心から惹かれる寄り道は、喜んで楽しむ。

まとめると・・・
1:自分の人生の戦略を立てて、乗客側から運転席に移動する
2:波が来たら、計画を変更してでも、乗ってみる「好奇心」を忘れない

この二つが、人生を楽しむカッコイイ大人になるコツなんじゃないかなぁ。少なくとも、脱藩学のゲストに来てもらった人、インタビューした人たちは、上の二つの条件が当てはまるから。


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