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2011/02/22

「昔話=自己啓発書」人間が生きるのに欠かせないモノは、形が変われど残る

以前からblogで告知しているように、
グラミー受賞アーティストのダグラスさんの本を執筆中です。
今、全体構成の見直しをしながら、
ロジカルに「カリカリ」に原稿を詰めに行っています。

ここまで長くインタビューしてきたものを、どうまとめたらより伝わるのか?
自分の本とは違う筋肉を使っています。
口から語られて納得することと、
文章として読んで腹落ちすることの違いを痛感しています。

さて、そこで感じたことです。
これって昔話を口述から本にする時に、ぶつかった課題なのかな?と。
グリム兄弟もぶつかった壁なのかも?

多くのビジネス書や自己啓発書で語られていたエッセンスは、
もともと口述で「物語」として語られてきた教訓に起源があると思います。

人間が生きる上での「不安」や「不条理さ」を納得するために
「物語による教訓」や「宗教」という信じるべきものが生まれたのでしょう。

つまり、ビジネス書や自己啓発書自体、
人間が生きるために欠かせないものだ
ということです。
手法が変わって、口述→絵本・書籍・映画→電子書籍・アプリになっているだけです。
そして、以前の手法が廃れるわけではなく、各々のフォーマットが
良さを発揮できる伝える技術を磨いてきた歴史があるだけです。

個人的には、もちろん表面で起こる変化によって
業界でどう浮き沈みが起こるかに興味があります。

しかし、コンテンツ制作者の立場では
表面で起こっていることに、踊らされずに、本質的な価値の部分を
ちゃんと大事にしたものを創っていきたいなぁと思いながら原稿と格闘中です。






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