グローバル サイトタグ(gtag.js)

2008/03/31

3冊セットで本を販売「三冊屋」−ABC六本木でユニークな試み

本をセット販売するって、
かなりクリエイティブな商売の仕方だよなぁ。
儲からなくても、
「世の中の知的センス」をアップさせるという
社会的に意義のある取り組みなんじゃないかと思ってます。

これを世の中に仕組みとして
提供することができないでしょうかね?


青山ブックセンター六本木店(港区六本木6、TEL 03-3479-0479)で3月23日より、ユニークなブックフェアが開催されている。

 「三冊屋」と名付けられたブックフェアは、編集工学研究所所長の松岡正剛さんが校長を務めるインターネット上の学校「イシス編集学校」がプロデュースを手がける。同校が手がけた「物語編集力」(ダイヤモンド社)の刊行に合わせて実施し、松岡さんの「本は3冊同時進行で読んだほうがより理解できる」という主張をもとに、同校で先生役を務める「師範」や「師範代」らが選者となり、独自のテーマに合わせて選んだ3冊の本をまとめて販売する。

 書棚には、「日本人で行く」をテーマに選ばれた「茶の本」(岡倉天心)、「代表的日本人」(内村鑑三)、「武士道」(新渡戸稲造)の3冊や、「春のお愉しみ」をテーマに選ばれた「ナムジ 大国主」(安彦良和)、「シーザーの晩餐 西洋古代 飲食綺譚」(塚田孝雄)、「桜と日本人」(小川和祐、かっこ内は著者)の3冊などジャンルを横断した様々な本が並ぶ。

 本は赤い輪ゴムでひとまとめになっており、選者のコメントが添えられる。選者には、コンサルタント、マーケティング・プランナー、歌人、銀行員、ダンサーなど多様な職種の人がおり、今後は資生堂名誉会長の福原義春さん、慶応義塾大学大学院の金子郁容教授、建築家の隈研吾さん、格闘家の前田日明さんなど著名人が選ぶ本も登場する予定。

 ブックフェアの実施にあたり同店の担当者は「(独自性を出すために)書店側で本を選ぶということが重要。その試みの一環として実施している。(書店側での選書は)手間はかかるが、やらないと新しいものは出てこない」と話している。4月22日まで。

 ブックフェアに合わせてアカデミーヒルズ(六本木6)では4月4日、松岡さんが出演するトークイベントを開催する。開催時間は19時〜20時30分。入場料は1,000円。定員100人。


http://roppongi.keizai.biz/headline/1403/