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2014/04/14

40代以下の世代は、自分たちは「マイノリティだ」と早く認識したほうがいい理由。



ここ数日考えていたのは、自分たちはもはやターゲットではないということ。日本の人口動態的にも、現在の日本のマスターゲットは、高齢者です。

メディア事業を考えるときに、縦軸を単価(LTV)。横軸をターゲット人数とおいて、長方形の面積が大きさを頭に入れて考えますが、高齢者はまさしくこの面積の最大化で正しいのです。(将来価値を考えた投資ではなく、現在最適化の短期戦略としてw

ニュースキャスターの「パワポ知らない」発言

ターゲットが高齢者であれば、この発言は正しい側にいると言えます。僕は見てないのですが視聴者がネットで話題にしたということは、やはりマスメディアはターゲット以外の人にも伝わる力を持っているという証明になっているのかもしれません。



もし私が日本の若者なら、他の国への移民を考える。日本に明るい未来は見えないからだ。 by リー・クアン・ユー(中山道子さん)

このエントリーから引用すると。
"私が子供だったころは、日本でテレビを見れば、私が、どの年齢であったときであっても、また、どの時間帯にテレビを見ようとしても、地上波では、必ず、「私の世代をターゲットにした番組がメイン」だったのに(皆さん、今でもそうではありませんか?)、それに対して、我が子にテレビを見させようとなると、まあ、そもそも、あまりたくさんは見させないほうがいいのでしょうが、それにしても、細かく番組表を確認して、録画しないとだめなのです。
その理由は、もう皆さん、実感済みの、これですね、、、すでに、2010年の段階で、0歳から14歳までの人口が、総人口に占める比率は、13%台に過ぎず、この層(のその親)は、購買力も、たいしたことがない。もはや、地上波にとって、メインターゲットとはなりえないのですね。。。"
ここからがもっと大事。

"「過去の親子関係」を思い出してみると、今の50歳くらいの世代までは、親(敗戦から立ち上がった世代)の背中を見て育ち、日本国内で、大企業などに職を求めることができれば、確かに、それが上策だったと思うのです。しかし、今の時代、日本では、若い世代は、親世代が経験したことのない環境(多くの産業において、経済規模が拡大するのではなく、縮小していく)の中、日本の立ち行く道、自分の生きる道を、手探りで、一から、切り開いていかなければいけません。これが厳しく聞こえるとしたら、それは、今の世代の日本人の認識が、甘いからで、ぶっちゃけ、戦後直後の日本を始め、現代日本以外の国や状況では、これは、常識だとは思いますが、ただ、政治の場において、このような戦略的な動きを若年層が主導できるくらいなら、地上波テレビは、そもそも、「年寄り向け」になっていないでしょう。"

そう、大事なのはこれで、もはや上の世代のルールは諦める必要があるし、本来なら未来を考えて30代40代は主導権を取っていかなければならないが、高齢者という既得権側に対抗できていないまま。。。

でも、現実的で実践的に一つできることがあるとすれば、(自分のためにも社会のためにも)「上の世代のルールに従わずに、生きていく」ことでしょう。上の世代の敷いたレールはJR北海道だと思うぐらいのシニカルな目線で。(維持コストが半端なく、もはや迷惑



「トイレ共同。風呂共同。」は夢か現実か(シロクマの屑籠)

"90年代以来の、スタンドアロンなライフスタイルのほうが夢だったのかもしれない。親の代までに集積した経済力によって支えられてきたライフスタイルは、その経済的基盤が失われれば成立しなくなる。高度成長期~バブルの徒花のようなものだ。にも関わらず、そのような暮らしをスタンダードとみなし続けるのは、白昼夢に近い。"


"1980~90年代にかけてつくられた諸々のスタンダードのなかには、経済的/人口動態的な存立条件が失われてきているものが少なくない。そういった、存立条件が崩れてきているスタンダードは、しばらくは惰性で持続するにせよ、やがて消えていくと考えられる。"

上の世代どころか、自分たちが若い頃・もしくは今も享受しているものも、今後どうなるのかわからない。

高齢者世代もしくは50代ぐらいまでまでは、現在のルール上でも生き残っていけるし、時間的な危機感はここまで必要ないかもしれない。

しかし40代以下は社会的にマイノリティだ。既存のルールに合わせるための努力をいくらしてもマイノリティとレッテルを貼られるだけ。だとしたら、日本社会のマジョリティに後ろ指をさされても、サバイブする方法をトライ&エラーして学習していくほうが、ずっと現実的なんじゃないかなぁ。

なんとなく、他の人の記事をカットアップしながら、DJスタイルでお送りしました。


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