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2012/12/03

僕が、わざわざ現地視察することで得られる3つのメリット。



二回続けて、ポートランド滞在から自分が感じたことをBlogにアップしてきました。




よく聞かれるのが、「なんで自腹でわざわざ興味を持ったところに出かけていくの?時間もお金もかかるでしょ。」というもの。文脈としては、「いいよね。旅行というよりも視察出張みたいなものやれる余裕があっていいよね」ということかもしれません。

なかなかわかってもらいづらいのですが、余裕があるわけではなく、特に時間に関しては本当に無理矢理苦労して作っていっています。(もちろん現地でもネット環境を準備して働いているわけですがw)そこまでしてでも「行くべき!」だと思っていているからできているわけです。

ということで、なぜ僕がわざわざ現地に行って、自分の目で体験して感じてくることを重視しているかを書いておきます。


1:一次情報に触れることで、多くの発見が得られる


一次情報とは自分が実際に体験したこと。現地に行く、人に直接会うことで得られるものです。一方で、二次情報は書籍やnetなど誰かが書いたことで得た情報となります。

一次情報にあたることの最大のメリットは、自分の感情が紐付くこと。そして、自分という軸に対してどう感じるかを気がつくことできることです。

例えば、同じ場所に行っても、自分の中の問題意識や興味によって、どこを見るのか、誰に会うのかが異なってきます。撮った写真だってその人の着眼点でぜんぜん違ったものとなります。

これが二次情報となってしまうと、誰かの視点を追体験していることになり、自分の観点ではない情報が集まってしまいます。

問題意識や興味が異なるからこそ、自分で一次情報にあたることで、得られる「発見」は他人のものとは異なってきます。

自分が足で得た情報は五感で捉えているので、情報量が多くなります。映像や音、感情、気温などいろいろなものがあいまって、自分の中に保存されていきます。


2:自分独自の「ものさし」を持つことができる


一次情報がたくさん溜まっていくと、自分の中で比較することができるようになっていきます。こういった「相場観」や「ものさし」を鍛えることはすごく有効なことです。

都市を訪れるという経験で例えると、自分が住んでいる東京のあり方という「ものさし」と、ポートランドで見る物・感じる物を比較できる。さらに、香港、深セン、西安やマニラ、台北といったアジアの都市と比較する。ロンドンやパリ、ニューヨークと比較してみる・・・などなど。

自分の中に一次情報によってできた「ものさし」が溜まっていくことで、見える物、得られる情報、考察の質を上げることができます。

別に都市の比較だけに有効なだけではなく、新しい課題に取り組むときに、いろいろな引き出しを増やすことにつながるのです。僕の仕事にとっては、大きな武器になります。


3:次の仕事やチャンスを連れてきてくれる新しいタグを手に入れられる


自分で時間を投入していたり、コストを掛けて取り組み始めていることを公言すると、チャンスが不思議とやってくるのです。Pay forward!です。

なんとも説明しづらいのですが、コストや時間を掛けてやっている行動は、周囲の人の記憶に残ります。そのため、その人を思い出すときの新しいタグが、付加されることになります。

僕の場合で言えば、今回のポートランドに行っていることや、その前からの地方に行っていることを見た人から、「地域×コミュニティ×DIY」での取り組みについての相談やお声がけをもらうことが増えてきました。


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と3点挙げましたが、リフレッシュという面でも、ときどき無理にでも「人に会う時間」「違う場所に行く時間」をもうけるのは有効です。やっぱり旅というイベントはリフレッシュに不可欠です。

ルーティンから離れる。そのために「無理矢理」を自ら仕掛ける。これって、本当に大事だと思います。

以上をもちまして、1週間の出張によって、いろいろとご迷惑、ご配慮いただきました関係者の皆様へのお礼とかえさせていただきますw

告知:来年1月10日より自由大学で『脱藩学』開講します!一次情報を重視して行動できる習慣も身につくはず。

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