先日、六本木ヒルズで行われたクーリエジャポン主催の佐々木俊尚さんの「情報アクセスの未来像に参加してきました。その中で、このseed.comが紹介されていました。
面白いと思ったのは、新聞社がバタバタ倒れているアメリカで始まったということ。つまり、解雇されたジャーナリストたちに仕事を与えるプラットフォームになっているのです。
このプラットフォームによって、専門分野を持ったジャーナリストに記事を書いてもらうことがAOLでは可能となります。そして、そのコンテンツをAOLネットワークのメディアに配信する仕組みとなります。
今後どうなるかわかりませんが、ダウンサイジングしたAOLの核となる事業になりそうです。自分たちで一次情報を作成するが、固定費となるようなジャーナリストを雇用せずに、専門分野の人間に仕事を斡旋するプラットフォームを持つというのは新しい仕組みです。
常に、旧来のメディアではnetメディアに対して、「一次情報はマスメディアに頼っているじゃないか」という主張をしてきましたが、今後はnet側が一次情報を作成することが進んできそうです。
さらには、ustreamやtwitterなどのリアルタイムでコンテンツを中継することが、直接netに流れていくことでしょう。我々は、旧来のメディアがどう変わっていくのか?もしくは衰退していくのかを体験できる世代になりそうです。楽しみですね。
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