まだなにも決まってはいない。レールになんて乗るな。ここからはなんだってありだ。着せられた制服も、貼られたレッテルもだれかの勝手な期待も、邪魔だったら捨てればいい。なにかになりたい?だったら、きみがなればいいだけ。遠慮なんかしてる場合じゃない。動け。ぶつかれ。不可能を乗り越えるほどきみはもっとうまく、もっと強くなれるはず。挑み続けるかぎり負けはない。明日。七日後。七年後。どんなきみになるかは今日のきみが決める。
いいメッセージですね。2020年の東京オリンピックが決定し、世の中が浮かれている感じのときにNIKEから届いたこのメッセージ。「浮かれるなよ。7年後どうなるかは自分たち次第だよ」というすごく響く言葉。
東京にオリンピック誘致したからすべてが解決するわけじゃない。一人一人が7年先という未来を考えて、ここから何かを築き上げていくことのほうがずっと大事でしょうね。
こうやって、オリンピック決定のタイミングにあわせて、この絶妙なクリエイティブを準備していたNIKEは凄い!
「オリンピック」という言葉は公式スポンサー以外が広告に使用することができないので、オリンピックとは一切言っていない。読んでいる人のタイミングと、世の中の話題の文脈を使って、自然とすべてが共有されて、その上でNIKEらしい強いメッセージを発信している。
ルールがあるからって、諦めちゃだめだよね。広告自体がルールを諦めずに、挑んできているからなおさらメッセージとシンクロしている。すごく勉強になりました。
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