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2012/01/04
2012年は「通貨」について考えさせられる年。「有事の時の無形資産」を意識する年
去年の1月最初の自分のエントリーを読み返していたら、デジタルヒッピーが時代を作っているということと、それに対して既得権益者が現実逃避させるためにマスメディアを活用しているという危機感を、松島で撮った写真とともに書いていました。
さらに、国家について考える年にしよう、と。
2011年は、デジタルヒッピーの憧れだったスティーブ・ジョブズが亡くなったことで不思議な損失感を味わい、震災の結果国家について考えさせられる年となりました。
そしてユーロ圏の混乱、中東の動き、金正日死去と、世界中が旧来のシステムが壊れて、新しいシステムを作り出そうとしているように感じます。
振り返ると2002年の1月1日にユーロが導入するタイミングで、どうしても通貨切り替えで起こる状況を体験したくて、パリに行ったことを思い出します。前からわかっているはずなのにフランのままで営業する商店、地下鉄はユーロに切り替わったために窓口は大混乱で人が溢れ、便乗値上げで一夜にしてコーヒーなどの値段が上がっている。それでもニューイヤーとあわせて、花火をあげてお祭りムードが覆っていました。
2012年は、「通貨」についてたくさん考えることになる年だと思っています。ひいては有形資産と無形資産についてより意識することになると思います。「有事の時の金」と言いますが、それよりも「有事の時の無形資産」でしょう。震災でもわかったように、有事に頼れるのは信頼関係、友人関係などの財務諸表にはあらわれないものでした。
奇しくも、今年は世界中で政治トップの交代が予定されている年です。
1月:台湾総統選
3月:ロシア大統領選
5月:フランス大統領選
7月:メキシコ大統領選
10月:中国共産党大会 国家主席交代
11月:アメリカ大統領選
12月:韓国大統領選
相当不安定な一年が続きそうですが、今年もしなやかに時代を読みながら、次の社会システムが良いものになるように兆しを発見し、挑戦していきたいと思っています。
世の中には、僕のように社会が不安定なときほど、元気に活動するタイプもいます。きっとこの混乱の先に、より人間らしい社会が待っていると信じて、今年も一年頑張ります。
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