お台場の日本科学未来館で開催中の企画展「世界の終わりのものがたり〜もはや逃げられない73の問い」は、順を追って見ていくだけで、普段は考えないようにしているけれでも、本当は考えなくちゃいけないことを強制的に考えさせてくれます。
- 「あなたの人生でいちばん心配なことはなんですか?」
- 「いちばんこわいものはなんですか?」
- 「危険があると知ったら、住み慣れた街を離れることをえらびますか?」
- 「あなたの身をおびやかす聞きを予測できるとしたら、知りたいですか?」
- 「どんな病気になるかあらかじめわかるとしたら、知りたいですか?」
- 「リスクを完全になくすことはできない世界で、あなたはリスクとどうつきあいますか?」
- 「細く長く生きたいですか? 太く短く生きたいですか?」
- 「何歳まで生きたいですか?」
- 「永遠の生を手に入れることができるなら、ほしいですか?」
- 「10年後のあなたはなにをしていると思いますか?」
- 「死はいつから、なぜ存在するのでしょう?」
- 「生と死の境はどこにあるのでしょう?」
- 「最後の一瞬、なにを思い浮かべると思いますか?」
- 「どのような最期を望みますか?」
- 「あなたが死んでなお残るものはなんでしょう?」
- 「死んだらすべて終わりでしょうか?」
- 「命に変えて守りたいものはありますか?」
- 「どこまで「わたし」なのでしょう?」
- 「人はなぜ進歩しようとするのでしょうか?」
- 「昔と今と、どちらが幸せですか?」
- 「テクノロジーの進歩によって消えたものはありますか?」
- 「あなたの幸せとみんなの幸せは同じでしょうか?」
- 「「終わり」から、あなたが始めるものはなんでしょうか?」
- 「生きているあいだに絶対やってみたいことはなんですか?」
- 「あなたはどんな未来をつくりたいですか?」
などなど・・・。
従来は「宗教」が担っていたこのような問いを、お台場の未来科学館という科学振興の場で、考える材料を提供されていくというのは、すごく刺激的な体験でした。会期が6月11日(月)までと残り少ないですが、オススメの企画展です。