そんな中で、私的な2012年に購入したガジェットでナンバー1は、NIKE Fuelbandです。正式に日本デビューしている製品ではないので話題に上ることはないですが、「目から鱗」を実感できる商品であり、自分の日々の生活に間違いなく影響を与えた商品です。
NIKE Fuelbandとは?
センサーがついたリストバンドです。手首につけておくことで、自分の活動が記録されていきます。リストバンドに表示されるのは歩数、カロリー、時間とFUELというNIKEが独自に設定した「活動量」です。FUELはカロリーなどは異なり、人の体型などに関係なく、どのぐらい活動したかを表す単位となっています。このため、動けば動くほどFUELを獲得できます。毎日0時にリセットされるのですが、そこから獲得したFUELが数値と、ゲージとして表示されます。
自分で設定した一日のFUEL量を超えると「GOAL」と表示され祝福してくれます。また、NIKE+というNIKEのサイト(付属のUSBで接続)もしくはNIKE+FuelBandというiPhoneアプリと接続(Bluetoothでシンク)することで、データを保存していくことができます。
毎日のデータが残っていくことで、何日間ゴール達成が続いているのか? 最高記録を抜いたのはいつなのか? 自分の行動として、何時頃よく活動しているのか? などのデータを見ることができます。
Fuelbandが、どう生活に影響を与えたのか?
さて、もともとの趣旨である今年ナンバー1ガジェットがFuelbandである理由がこれです。そう、生活に影響を与えるし、行動に影響を与えてくれました。帰宅時に、このままだとGOALしないと思ったときには、歩いて帰る距離を増やすことで、活動量を増やしたり・・・。
ランニングするのがめんどくさいと感じることから、ランニングすることで、FUELが稼げると楽しみになったり・・・。(おかげで泳ぎに行く時間が減りましたw 水中ではつけられないので・・・)
逆もあって、FuelBandを付けるのを忘れて家を出てきたことに気がづくと、歩いたり動くのがもったいなく感じます・・・。
現実の世界で動くことで、Fuelが溜まっていくというゲームにどんどんはまってきます。もちろん、健康的で肉体をすごく意識するプラスのメリットの多いゲームです。
Fuelbandで学べたこと・感じたことメモ
いくつか箇条書きで・店頭で購入するときに、手首のサイズにあわせてS,M,Lの中から選んで購入する。今後、ウェアラブル・コンピューター(wearable computer)の時代になればなるほど、サイズという概念が出てくるよなぁということを認識
・ウェアラブル・コンピューターの時代になると、体型データと運動などのデータ解析の両方が必要になるため、NIKEのようなスポーツブランドやワコールようなブランドが持っているリソースとブランドイメージは有利かもしれない。自分の日々の行動データを「誰にならば、託していいか」という観点は大事かも
・$149払って、Fuelbandを購入して、毎日自分の行動データをNIKEに送っていることを頭では理解しているが、この行為を含めてなぜか誇らしい気分になっている。彼らのブランド・自社サイトへのアクセス接点を、お金出して購入しているわけだから
・毎日送っているデータを元に、目標設定をされて、活動量をストレッチされるようなマネジメントをされることが、心なしか嬉しい
・毎日付けるものだから、ファッション性は大事。そういう意味でFuelBandは良くできている。ウェアラブル・コンピューターはファッション性とバリエーションが必要になってくるだろうなぁ
・時計ブランドにとっては、思ってもいない方向からの競合だろうなぁ。一時期のハイブリッドカーと同様に、高級ブランドの時計よりも、Fuelbandのような時計機能付きリストバンドのほうが健康的なイメージも含めて優位に立つシーンがあるだろうから
・人に話したくなる見せたくなるガジェットで、手首にあるため、沢山の人に紹介してしまう。今だったら日本未発売のガジェットだから、なおさら先行者が口コミで紹介するので、マーケティング的によくできている
・というか、普段ガジェット系の記事をあまり書かない自分が、ついここまで書いてしまう力があるのがびっくり。なんか「未来を感じる」製品です
日本で購入するためには、アマゾンなどで扱っている並行輸入品を購入するなどの入手方法があります。ちなみに僕はSサイズに付属の調整コマを付けて使ってます。普通、日本人女性でSサイズ。日本人男性であればMサイズでいい気がしますよ。
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