輝いて生きている人の、今に至るまでのストーリーを聴けるのは、この上ない喜びです。
昨日も自由大学で「東北復興学」、「東京・日帰り登山ライフ」の教授の大内征さんとじっくり話をする機会が持てました。合計3時間にもわたって。(お互い暇なのかw)
独立して「故郷・地方・地域社会・自然」をテーマにコンテンツ・プロデュースを行っているローカライズ・プロダクションを立ち上げたタイミングでもあり、ちょうどここまでの経緯を振り返るいい時期でした。
インタビュー内容に関しては、今準備している脱藩者インタビューメディアに掲載していくので、ここでは省略します。
ただ、タイトルにした「量が質に変わる」ということについて、インタビューでお話を聞いているうちに、自分の中でしっくりと整理できたことがあるので、ここに書いておきます。
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「量が質に変わる」
小さいころからよく言われた言葉で、ちょっとスポ根的な響がして、あまり好きな言葉ではありませんでした。
質は、あくまで価値で判断されるべきで、そこまでかけた量(つまり時間やコスト、労力)で判断すべきことじゃないよなぁ、と。
しかし、昨日インタビューをしながら、「量が質に変わる」って、質を作るために必要な応用可能な法則をいろいろ省いて説明しているということに今更ながら気がつきました。
省かれているのは、「ものさし」であり、「ものさし」ができることで自分の眼の「解像度」が高くなるというこの流れなんだ、と。
量をこなす
↓
自分の中にものさしができる
↓
ものさしが増えてくると、良い悪いの違いに気がつける
↓
自分が見たものから得る情報の解像度が高まる
↓
作るものの質が高まる
この一連の流れを「量が質に変わる」と、課程を省いて説明していたことが、やっと理解できました。
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大内さんもそうですし、僕もそうだったのですが、経験がまだ少ないころには、自分の中に「ものさし」がないから世の中の常識的なルートが絶対だと信じてしまう。
それが、仕事や失敗などを通して、いろいろな「ものさし」ができてくると、自分が重視していること、嫌なことがはっきりと見えてくる。
そうしているうちに、自分の道・自分の社会的な役割が見つかっていく。
未来が見えなかったり、自分の役割や道がわからないと感じている人は、まだまだ「ものさし」づくりの時期なのかもしれません。見つからないと焦らずに、「量が質に変わる」と思って、体験量を増やすことに注力してみることをオススメします。
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