日本社会でイノベーションが起きづらいことの一番の課題は、「楽しむことに罪悪感を感じる社会」をどうやって払拭するか?でしょう。
みんなで同じ苦痛を味わうことが一体感を得るために尊重されたり、“自分が楽するため”という理由で工夫することが是とはしてもらえない雰囲気は、生産を上げたり新しいことを行う大きな壁になっている。
楽すること、遊ぶことへの罪悪感を取り払わない限り、いつまでたっても物事を前に進めようとする人たちが潰され、楽しみ方を開発する人たちが、後ろ指さされてしまう。。。
いっそ「仕事のために楽する、遊ぶ」という言い訳を準備してあげる方法がないかなぁと考えていました。
遊ぶことに罪悪感があったり、ストレス解消するためにモノを買ったり浪費しているぐらいだったら、投資として体験を買ったり先行投資として遊ぶことを“仕事のため”と“眉間にシワを寄せて”やればいい。この説得方法があるかも、と思ったのが以下の文章です。
経験的にモノにお金を払うかたはお金が増えない。体験にお金を払うかたは投資家という「生き方」をしているなあとおもう。
なぜ体験という投資に惜しみなく金をかけられるかというと、答えは簡単。体験は流用できる。アイディアだけでお金はあとでいくらでも取り返せる。投資的生き方においては、体験は客観的でないほうが尚いいとおもう。主観で問題の設定をしていく。みんなが肯定しないものが投資。とおもうようにする。逆にみんなが愉しむものに参加することを消費するといいます。via:投資は生き方と思います。−所長サンの哲学的投資生活
結局、新しいものを産み出すためには、人とは違った目を持つことが求められます。遊びがうまい人は、世の中にある“面白い”要素を発見して、活用できる人です。(その力を養うために、大人は遊ぶのですw)
みんながすでに面白いと思っているものは、市場に認知されているのでうまみはありません。みんなが見向きもしないもの、なんだかわからないものを掘り起こす・サービス化するから儲けにつながるのです。
大人こそ、“仕事のために”もっと愉しみ、遊びましょう!
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追記:自分自身が遊ぶことからはじめたものに「手書き地図推進委員会」があることを思い出しました。現地の人の濃い目線で、その土地を楽しみたいという気持ちから始まった活動ですが、だんだんビジネスとしても育ってきています。こういうのが大人の遊び方だと思うんですよねぇ。
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