あちこちに旅に出ていて(主に出張兼ねてですが)感じるのは、ガイドブックに掲載されているスポットは、誰でも訪れることができて、“商品”として均一に提供されるコト・モノだけだということ。
でも、一番贅沢で、一番興味深いのは、知人・友人を介して「あなたであれば」と紹介してもらったり、体験させてもらったりするコトです。
もちろん、これは“商品”ではないので、お金を出しても提供してもらえるものではありません。そこで聞ける話だって、こちらとの関係性や会話によって聞き出せる一期一会のもの。
そして、お金では買えない・商品にならない属人的な旅では、友人・知人の近況を確認しあうためにも同じ場所を何度も訪れるリピーターにさせる力があります。
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こんなことをあらためて考えたのは、先週末に行った素敵な人に会いに行く「天童脱藩ツアー」のおかげです。
仕事から始まって友人となった天童市の方々のおかげで、天童の自然・ものづくり・祈りを知ることのできる貴重な体験でした。
Blog読者へのおすそ分けとしてハイライト部分を写真で紹介します。これがないと上で書いたことの実感が伝わらないので。
■天童木工でのリングスツール制作体験
■無農薬農家のかわはらファームでの稲の敵「ひえ」取り体験
■坂本大三郎さんによる「山伏」のお話と法螺吹き体験
■地元の素材で、美味しく・美しく作っていただいたおもてなし料理
■世界に挑戦する「さくらんぼジャパン」のさくらんぼ摘み体験
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グローバル資本主義の文脈にのらないもの、平等ではないもの。一番贅沢で、思い出に残り、見えるものを変える旅は、お金では買えません。
マニュアル化、業務フローの標準化の中で、企業社会や役所では疎んじられてきた"属人"的なもののを見直すときなのかもしれません。
関連記事:仕事は「属人化」したほうが、好都合なんじゃない?
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