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2014/09/19

日本はモノカルチャーで構成された空間が圧倒的に多い



自由大学クリエイティブ創業スクールの「女性起業コース」で、とある実験を始めたことをきっかけに、気になることがでてきました。

とある実験とは、子連れOK/連れてくる人も来ない人も含めて、お互いで学ぶ環境を改善しながら、講義を実施していくという環境です。いまのところ、託児施設はありませんので、子供たちが遊ぶ中でどこまで学べるのか?どこまで集中できるのかが受講する側も、教える側にも問われています。


最初に触れた「気になること」とは、「日本はモノカルチャーで構成された空間が圧倒的に多い」です。例えば「子供が存在しない不自然な空間」(少子化なのでしょうがない?)や「高齢者の存在しない不自然な空間」(あれ?高齢化社会ですよね?)などです。

ビジネスシーンでは朝や夜の通勤時間にしても、オフィスにしても、社会人の行くようなスクール、夜の飲み会の場。すべてにおいて「自分と同じようなビジネスマンとばかり接する偏った空間」になっています。

これじゃあ、自分と違う環境の人の気持ちも、行動原理も、不満もビジネスチャンスも、見逃してしまいます。同じような属性で固まって過ごすことが多くなるために、自分と異なる行動をする人に対して、相手に「うるさい」とか「迷惑だ」と決めつけてしまうのでしょう。。。

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上記の女性起業コースの混沌とした教室の実験をやっていると、いかに我々が"当たり前"と思っていることが、モノカルチャーなルールの中で"当たり前"になっているかを思い知らせれます。

教室=学生が集まる場/静かに講師の話を聞くことが当たり前/前をむいて講師の話を聞くもので、横でぺちゃくちゃ話すことを控えるのは当たり前/子供が遊んでいるので、床に一緒に座り、子供をあやしながら聞くながら聴講なんてNG…などなど。

世の中には既存の仕組みを利用できるようにするために、"当たり前"を手放して、環境を再構築しなくちゃいけない分野、お互い歩み寄らなくちゃいけない分野がまだまだあるんだと学習中です。

こういう実体験の学び、やっぱり好きだなぁ。



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