2007/08/12

「前傾姿勢」メディアと「後傾姿勢」メディア

先日、某サイトの編集長といろいろと
お互いのメディアについて、語っていたときに出た話を
考え方として整理してメモしておきます。

「前傾姿勢」メディア
自ら目的を持って調べる。
検索条件を自らが考えられる。
自分が探している基準が明確になっている。
=webでも情報誌でも向かうときに前傾になることより命名
・検索軸のある情報誌
・検索軸のあるnetメディア
・検索軸のあるmobileメディア
・検索エンジン
・オークションサイト
→PULL型メディア

「後傾姿勢」メディア
なんとなく見ているうちに触発される。
もしくは、ひまつぶしとしてのメディア
=ソファに座ってテレビを見ていたり、姿勢が後傾きになることより命名
・TVCM
・TVでの通販番組
・チラシ
・フリーペーパー
・友人などから聞いているうちに洗脳される口コミ
→PUSH型メディア

で、議論していたのが
自分が得意なもの、軸がある物に関しては「前傾姿勢」メディアを
みんな手軽に活用している。

一方で、無気力層やよくわからないものに関しては
「後傾姿勢」メディアですましてしまっている。

気になるのは、「後傾姿勢」メディアで選んだとしても
満足できる人が若年層を中心に増えてきているような気がすること。
たくさんの情報があふれる中で育った世代で、
豊かになったことで情報選択をすることで、大きな失敗を経験する必要がなくなった世代だ。

このような世代に対応したメディアの作り方を考える必要があるんだろうな。

一方で、「後傾姿勢」メディアは
以前にもこのblogに書いたように、「自分の時間」と交換している可能性が高い。
ダラダラと「後傾姿勢」メディアを選択することは
実は危険なことだと思っている。
でも、こんな熱いことを言ってしまうのも、ジェネレーションの違いなんだろうか?
そう考えてしまう32歳の僕。


この流れでもう一つすごいと思っているのが
「後傾姿勢」メディアである通販番組のPUSH力のすごさだ。
通常、その気になっていない人を動かす「後傾姿勢」メディアは
コンバージョンレート(CVR)が低い。
しかし、深夜の通販番組はCVRが高い。
なぜだろう。展開の仕方。人を動かすポイントがいくつかある。
数を限定にしてあせらせることで、アクションを促す。
などなど、実はメディア作りをやっている人にとって
勉強すべき表現技術がぎっしりとつまっている。

やはり通販番組を「前傾姿勢」で見て研究する側にならないとまずい。