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2008/11/18

「リーダーの教科書」出版記念。伝説の交詢社で、伝説の外資トップ新さんに講演いただきました。

昨日のblogにちょっと「交詢社」の予告を書きましたが、今日は交詢社で行われた新さんの講演会の感想と出版された本の紹介です。

会社が銀座で近かったので、交詢社は以前から知っていたのですが、バーニーズのほうじゃなくて本当の交詢社の建物には初めて潜入しました。福沢諭吉の三大事業の一つ。厳しい入社審査を通った紳士が集まる「社交クラブ」。このサイトで、この機会にいろいろ調べてから行きました。ちなみに、「日本紳士録」が2007年をもって終了していることをはじめて知りました。

歴史のある建物。なにより威厳が違います。入り口からして、扉の開け方がわかりづらく、ガードマンに何ども「右から入ってください!」と言われました。自動ドアがボタンを押さないと開かないのですが、こんな離れた場所に自動ドアのボタンが豪華にあるのでアフォーダンス的にわかりづらい。。。だからこそ、こんなに大きな看板が必要になってます。



さて、本題です。なぜ交詢社に私みたいなものが入れたかというと、ある方にご招待いただいたからです。そんなことがなければ一生縁がなかったかもしれません。ありがとうございます。それも伝説の外資トップである「新将命さん」の新刊出版を記念して講演をしてくださるという内容でした。30名弱と限定された人数で新さんの話を聞くことができ、相談に直接のっていただけるという好機。

まず、新さんのプロフィールを引用します。
海外留学の経験なしで、MBA出身者がしのぎを削る外資系企業に挑戦。卓越した経営能力と抜群の実績で、数々の名門外資企業の要職を歴任してきた名経営者。
米国コカ・コーラカンパニー・オブ・カリフォルニア、ジョンソン・エンド・ジョンソン社長、米国フォーチュン500でも著名なサラ・リー社の日本法人社長・米国総本社の副社長、日本フィリップス代表取締役、日本ホールマーク社長等を務める。

1959年~1969年 シェル石油(株)
1969年~1978年 日本コカ・コーラ(株) この間2年半、
Coca-Cola Company of Californiaにてマーケティング担当
1978年~1990年 ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)株式会社
常務、専務を経て、1982年代表取締役社長に就任(90年退任)
1990年 (株)国際ビジネスブレインを設立、代表取締役に就任
1992年 日本サラ・リー(株)代表取締役社長に就任
1994年 サラ・リーコーポレーション(米国総本社)副社長に就任
1995年 日本フィリップス(株)代表取締役副社長に就任
1999年 (株)日本ホールマーク代表取締役社長に就任(2001年退任)
2003年~ 住友商事(株)アドバイザリーボードメンバー他、数社の役員を兼務

1936年生まれということは72歳です。本人も、実年齢・体力年齢・精神年齢と3つあるからとおっしゃっていましたが、ものすごいエネルギーをまき散らしながら、早口でだじゃれを絡めつつ講演をしていただきました。この年代で外資に挑戦し、さらに社長を数社務めて結果を出してきているという「本物」です。

講演のテーマは「勝ち残る企業創りとリーダーの条件」というお話でした。いい会社にするためにリーダーがやらなければいけないこと。社員の品質とはスキル×マインドの両方で定義できるというお話。さらにリーダー=経営者は、経営力×リーダーシップ×倫理観が大切であるというお話です。blogではうまく伝えられませんが、新さんが自分の経験を基に語られる経営哲学は非常に深いものでした。

・人ザイの4タイプのマトリックス(人財、人材、人在、人罪)
・リーダーは情熱と方向性を示せることが必要。どうやるのかの戦略を語れる
・企業理念があることの大切さ
・リーダー/経営者ができていないと、3H(疲労感、疲弊感、閉塞感)が強くなる
・短期長期の「納得目標」を掲げること
・納得目標を5Kでつくること(会社、家庭、経済、教養、健康)

具体的な内容なども新さんの新著「リーダーの教科書」 で読めます。リーダーとして悩んでいる方、会社をもっとよくしたい経営者の方など読んでみてください。私は、今後の人生で数回手にとって読む本という位置づけで本棚の取りやすい場所に置くことにしました。

私にいただいアドバイスを自分のために掲載しておきます。
3つの武器をもって戦っていけというアドバイスをいただきました。
そして、「あなたならできる顔をしている」とありがたいお言葉も頂戴しました。
・Polite but firm 丁寧にでもはっきり言うことが大事
・数字を活用して、ロジカルに説得する
・言行一致。人間性を認めてもらう



最後には、著書にメッセージとサインをいただきました。


本物の中に入ることで、自分の足りない部分。今後、身につけて行かなくてはならない部分が明確に認識できました。背伸びして、参加してよかったです。コンフォートゾーンから出ないとダメですね。ありがとうございます。



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