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2009/04/19

いつのまにか、自分がポールポジション? 「新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に 小林弘人著」

リクルートで学んだメディアでの稼ぎ方って
やはり、まだ特殊な考え方に属するのかなぁと思った本です。

旧来型のメディア(新聞社や雑誌社、テレビ局)の考え方と
NET側で収益モデルを作っている人たち。

その溝を埋めるために、旧来型のメディアの人たちに
向かってメッセージされている本ですが、
実は、今うまく行っている収益モデルの企業でも
新しい動きに常に危機感を持つ必用があることを実感できる本です。

ものすごい良書なので、
今から、少なくとも三回は読みこんでいきます。


著者は、インフォバーン代表取締役小林弘人さんの本です。
小林さんと言えば、WIRED日本版が出たのが大学生の頃。
その後、僕はWIREDの影響を受けたまま
リクルートで編集者からメディアプロデューサーとなり、
情報誌でもNETでもケータイでフリーペーパーでも
集客と広告のマッチングのことを考えて
その時々で、いろいろな媒体を使って仕掛けてきました。
旧来型のメディアでは「編集記事」=コンテンツに誇りをもって
やっている人たちが中心ですが、
私にとっての「編集記事」は、集客のために必用なもの
(本を売ること自体が、集客のための手段です)
もしくは、広告への反応をあげるための手段という考え方です。
そんなことより、私にとっての「編集」は

媒体の場を、どんなコンセプトの場にするのかという
「場の設計」という考え方でした。

「新世紀メディア論」を読んで
自分たちみたいな中途半端な出自の編集者が
実は、一番いいポジションにいる時代なんだ!
と認識しました。

ちょっと集中して、一気に読んでしまったので
ゆっくりと咀嚼したいと思ってます。
いやぁ、なんかもう一つ新しいこと仕掛けたくなってきました。






■lifehackerに出ていた以下のリファレンスを準備したところも宣伝としておもしろい。
『新世紀メディア論』をもっと深く読むためのレファレンス

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