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2010/10/13

「くたばれ!就職氷河期」を読んで感じた、自分の社会問題との関わり方

リクルート時代の同期で、今もいろいろと一緒に企てくれている常見くんの最新作をやっと読み終えました。「くたばれ!就職氷河期」。この書名だけでも、そうとう気合い入っています。






読後一番印象に残ったのは、「就職に関わる社会問題」に対して、ここまで熱く、真剣に、解決しようという彼の真摯な姿です。学歴格差・地方格差・女性の就職環境・人気企業と不人気中小企業などの構造課題を、自ら背負ってすべてを解決しなきゃという彼の責任感の強さです。まさしくジャーナリストだなぁ。

ハッ、としたのが、自分との姿勢の差です。私の場合、すべてにおいて、全体を救おうという考えが欠落しているということに気がつきました。つまり、こういうことです。私の場合、一部のルールを変えるような人々を支援して、新しい道を造ることで問題解決をしようというアプローチを好みます。たとえば就職しない道を選ぶ人たちを支援することで、多様な生き方を見せる、など。一部のやる気ある人達を動かすメッセージを作る方法です。上位10%を動かすことで、社会を変えるアプローチと言えばいいのかもしれません。


しかし、本当に社会問題に取り組む人たちは、弱者をどう救うかということに真摯に取り組む必要があります。行政なども、この視点で動いているのだと思います。常に、この弱者も含めた全体を救うために、どう資源を配分すればいいのかを考えているのだと思います。彼は本当に立派だと思います。だからこそ、ジャーナリストなんだよなぁ。



同じタイミングで橘玲さんの「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」を読了。結局、私もこっち側(リバタリアン)なんだよなぁと再認識しました。



この本の文脈で、上記で書いた「自分の社会問題に対するアプローチ」について書くと以下になります。
すべての人に「頑張れ!」を強制することはできないから、 
問題意識があり能力のある人間と共謀することで、 
 社会問題を切り崩して行きたい。
梅田望夫さんも本の中で、似たようなことを書いていた記憶が。。。なんだか、この二冊をたまたま同じタイミングで読んだことで、自分の嗜好がすごくよく理解できました。

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さて、そろそろ間近になったのでトークショーの告知です。
このイベントに集まった人から、社会を変えるような未来のリーダーが一人でも出てくれたら!それが僕の願いです。グラミー賞受賞アーティストの生き方が直接聴ける貴重な機会ですよ。聴き手の私が一番楽しみだったりしますが。。。よろしくお願いします。

世界的アーティストの歩みを通じて生きるヒントを学べる 
新しいスタイルのトークショー 
~日本を支える未来のリーダー達へ~ 
“超プロ”の生き方・働き方 
presented by Billboard Live TOKYO 
ヒューマン・ケミストリー・プロジェクトVol.1 
2010年10/22(金)  
東京国際フォーラムホールD7 
18:45開場 19:30開演
S席3500円A席2500円
*チケットぴあにてチケットご購入いただけます*通訳あり

*フライヤはこちら→https://www.billboard-live.com/membersarea/info_pdf/bblforum.pdf 



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