天気予報のフォーマットって、何十年も変わっていないですよね。でも、社会構造の変化にあわせて「何のために見ているのか?」「何を知りたいのか?」というニーズは確実に変わってきていますよね。
一次産業に従事している人は気温や湿度の情報、降雨や日照、風速、風向きなどの基本データが必要だと思います。で、メイン視聴者だった会社員にとっては、そこにプラスして「傘を持っていくのか?」「コートやジャケットなどの上着は必要なのか?」が欲しい情報でした。この辺りは、今もコメントなどで追加していますよね。
で、いつの頃から追加されたのが「洗濯予報」。主婦にとっては、「今日洗濯物を干すべきなのか?」「いつ洗濯するのが効率的なのか?」を判断する情報ですよね。
で、番組見てないからなんとも言えないのですが、TBSでやっている「ナニキル?天気予報」ってもしかしたら、次の「ユーザーニーズに伴う天気予報のリニュアル」なのではないかとちょっと期待しています。(実は、今日知ったばかりで見ていません。)
マス向けじゃなく、ターゲットを絞って天気予報番組をやるはじめてのケースでは?
どちらにしろ、以前は会社員といえども、多くの人は画一的な洋服の中で、ジャケットを着るかとかコートを着るかなどある程度の判断で済んでいました。しかし、女性の場合、会社でも自由な服装で働く職業も増えてきたので、それだけの情報では足りなくなってきていますよね。
この番組のターゲットはしまむらが提供していることからも、学生中心なのだと思います。きっと何を売りたいのか?ベースの天気予報になっているんだろうな。。。どちらにしろ、ファッショントレンドをベースに何を着ていくか?のニーズに応えた天気予報ってどんなものになるのか、録画して確認してみることにします。
この番組が内容的に違っても、本質的に社会構造の変化に伴って、天気予報に必要な情報を変えていったり付加していくことは重要な視点だと思います。
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