via http://www.thecoolist.com/the-passenger-bar-madrid/ |
長距離列車での旅に出たい・・・とはいえ時間がないという人に、旅に出ている「気分」を提供しているスペインのマドリードにあるバーです。名前もずばり"The passenger"
バー自体が、もともと非日常を提供する場だと思います。職場でも家でもなく、どちらにも所属していない時間の自分と向き合える空間です。つまりバーに行く目的は、必ずしも「ドリンク」ではなく、「時間×気分」です。
via http://www.thecoolist.com/the-passenger-bar-madrid/ |
仕組みとしては、非常にシンプル。窓のようになっている部分はスクリーンで、上部にある各プロジェクターが本物の車窓の風景映像を流しているだけです。
■新しい技術を活かす場所
最近取り組んでいることにも関係するのですが、現在頭を悩まさせているのは「価格のこなれていない新しい技術・新しい表現の受け入れ先」です。割高と感じるようなものを、厭わずに購入してくれるイノベーション市場もあわせて考えていかないと、最新技術や表現を育てていくことはできません。
上記のThe passenger barの事例は、非常に示唆に富んでいると考えています。映像へのコスト、プロジェクターを複数設置して運営していくコストがかかりますが、それを上回る集客リターンが得られる設置主にとっては、リーズナブルな設備投資となるでしょう。
社会的に新しい技術や表現方法、商品を生み出すことについて語られているようですが、このリーズナブルと考えてもらえる市場を見つけるという頭の使い方も問われているのだと思います。
ただでさえ暑いのに、考えすぎて熱くなってはいけないので、この辺でw
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