2013/12/11

人肌感のある豊かな視点を各地の「手書き地図」に見た!


今年は地方出張が多い年でした。というより、多くしていました。まだまだ12月も続きますが・・・。

その理由が、個人的にいいと思ったものを属人的に紹介している「手書き地図」職人が各地にいるから。皆さんもご存じのように、個人が自分のフィルターを通していいと思ったものを世の中に発信する社会インフラが整ってきています。だれでも作家。だれでもメーカー。だれでも店長の時代・・・。

しかし、もう明らかなのは、「誰でも」はただの環境の話であり、結局「オリジナルで面白い視点」を持った人が、自分に共感してもらえる熱狂的なニッチマーケットを得て成立する話です。

こうやって考えたときに、まだプラットフォームができていない「歪みのあるマーケット」が、手書き地図の世界には残されています。

愛情があり、あくまで自分がいいと思ったものしか掲載しない。自分を通して見たものを情報として盛り込む、あくまで一次情報取材によって作られた濃い情報。

この誰かの「メガネ」を手に入れることで、その土地に行ったときに見えるもの、経験することが変わってくる。こんな素敵なものを認めてもらうための活動を始めました。

その名も「手書き地図推進委員会」

まずは各地をまわって、地図作者を取材し、実際にその地図を見ながらの自分たちが体験してみることから始めています。一方で、手書き地図の作り方のワークショップ。来年には全国の手書き地図作者の方々を集めて、サミット的なこともやりたいなぁ。

そんなわけで今後ともよろしくお願いします。
以下は、手書き地図推進委員会のサイトにアップした僕の「手書き地図」原体験話です。


▼「憧れの人の視点を追体験」について語る跡部研究員(写真右)
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みんなの話を聞いていて、あらためて思い出したのが、植草甚一さんの「ぼくのニューヨーク地図ができるまで」という本。
小学校高学年から中学生の時って、背伸びしたいじゃないですか。
その中でも植草甚一さんって、
既存の職業にはまらない粋な大人の代表だったわけです。僕にとって。
古本屋と中古レコード屋を巡る散歩をして、喫茶店でコーヒーでいっぷく、という。
同じニューヨークという場所でも、人によって体験すること
見えているもの、面白いと感じるポイント、出会う人が違ってくる。
彼の地図ができるまでには、ものすごい歩数をかけている。
だからこそ、植草甚一さんによって描かれた地図は
「植草甚一さんの目を借りる」ことができる貴重なツール。
憧れの人が何に注目して、何を無視したのか?
それを追体験して、現実を味わうことができるのが、“個人地図”の熱いところ
もちろん、現在のニューヨークは、植草甚一さんが散歩していたころとは違う。けれども、今は自分が「植草甚一さんの視点で今のニューヨークを見たとしたら・・・」というテーマで地図を書くこともできる。
そして、今後はテクノロジーとこの“個人地図の視点”が合体していくと
もっと面白くなっていくでしょう。Google glassに一番必要なのはこれだと思うけどなぁ。
とはいえ、デジタルの世界にはまだまだこの“人くさい”視点が上がっていない

だから、僕らは豊かな「選球眼」を持った、各地にいる手書き地図作者を訪ねてこの素晴らしい世界遺産を後世に繋ぐための活動をやっているんだ!!!!
もう、これは現代の新しい民芸運動ですよw
日常の、身近なものにこそ、素晴らしい視点が隠されているんですよ。
ますます、各地をまわらなくちゃ。

そんな無駄に熱量の高い「手書き地図推進委員会」をよろしくお願い致します。





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