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2014/02/06

自分のプロジェクト持っていますか? Narrativeな起業、ストーリーのある事業づくり。


現在、自由大学で新しく始めようと思っている「起業系」の講義を準備中です。

起業系というといわゆる“スタートアップ”的なIT系のイメージがしてしまうと思うのですが、そうではなく“自由大学らしい”そして“僕が伝えたい”起業とは何なのかを考えています。

以前にもこのBlogに書いたかもしれませんが、「自分が提供する価値や疑問に従って起業をするということは、その人のストーリーでありビジネスモデルではない」と考えています。ビジネスモデルなら誰でもできるけれど、ストーリーがあるものはその人がやる必要性がある。海外では「ナラティブ(Narrative)」という単語で呼ばれている。

そして僕が、わざわざ「起業」のプログラムを作ろうとしているのも、自分が幼少の頃に自営業の中で育った原体験があるからこそ。自分たちで商売をしている大人たちは、仕事も好奇心むき出しで、まるで遊びのように楽しみながらもがく姿を見てきたからだと思っています。

自分のストーリーに則った商売をしている愉しい大人が増えたら社会はまだまだ面白くなるよなぁ、という気持ちが僕の中にあるからです。

自由大学でずっとやってきている脱藩学でも、おじいさんやおばあさんのやってきた仕事までさかのぼって、ヒアリングしてくる宿題を出しています。だいたいそこまで戻ると、個人事業を経験している人が出てきます。

いつのまにか、起業=遠い世界の出来事、特別な人がすること、という概念が広まっていますが、昔はそんなことなかったはず。そして、自分の生きている時間を何に使うかを考えた場合に、マイプロジェクトとして主体的にチャレンジするストーリーを作って欲しいと思っています。

もちろん、企業内でチャレンジしてもいいし、外でもいいと思っています。自分が生きてきたストーリーや思想をちゃんと次世代に見せられるようになりたいですからね。

規模の大小ではなく、ちゃんと想いがあって自分の人生の時間を費やしてきたかを語れるかが重要なんだろうなぁ。そんなことを考えている昨今です。

あ、あと肝心の起業系の講座ですが、座学だけはつまらないので実際にいろいろ現実に動いているプロジェクトに参加してもらうことで、僕らのビジネス現場を体験してもらう仕組みも作ろうと思っています。習うより慣れろ、でね。

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