先日、書店で雑誌を購入したときに袋の中に入っていたチラシです。「誰でも確実に背が伸びる」サプリだそうです。すでにこの表現自体が薬事法違反な感じですが、今回はその表現方法ではなく、マーケティングにおけるカスタマーの違和感について書いておきたいのです。
私がこのチラシを受け取って感じたことは、「もしや、背が低い人のみにこのチラシを入れてる?」という穿った感じ方をしてしまいました。太っている人は、きっとダイエットのチラシにそういう感覚をいだくでしょう。書店でそこまでのオペレーションはやってはいないと思うものの。。。
one to oneマーケティングやパーミッションマーケティング、行動ターゲティング、アマゾンで有名になった協調フィルタリングによるオススメなど、netの中にはターゲットをセグメント化して広告を表示することが進化してきました。それになれてしまうと、こういうリアル(手渡し)の広告とたまたま自分がターゲットとして一致したときにドキッとしてしまいます。リアルなだけになんだか、感じ悪い。。。ネガティブな課題解決型の商品ほど、コミュニケーションを気をつける必要がますます出てきています。
消費者は、マーケティングの裏側を知っているからこそ、自分の情報がどうストックされたり、利用されているのかに敏感になってきています。糸井さんが名著「インターネット的 」「消費者という人はいない」のパートで「バナナを買う場面では消費者をやっている人が、他の場面ではシャツを売っている、というようなことはいまでは当たり前のことです。」と表現しているように売る側の裏側をすでに知っているのです。
ちなみに、僕個人の感覚で追加すると、コンビニのPOSレジで何歳代のボタンを押されるのかをチラッと見てしまいます。これは自分情報に敏感にあたるのかな?
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